たった2人から始まったColaboへの攻撃。発端1ヶ月の記録

若年女性を支援する「Colabo」に対するサイバーハラスメント(事実無根のデマによる誹謗中傷の拡散)。たった2人によって犬笛が吹かれた2022年8月の出来事を整理します。
犬飼淳 2023.05.10
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この記事を書いた理由

  • Colaboをめぐる問題の本質は「税金を投入した事業の不正」ではなく、「圧倒的なリソース(人・モノ・金)で事実無根の誹謗中傷を拡散して目障りな相手の活動を妨害するサイバーハラスメント」である

  • このようなサイバーハラスメントを容認すれば、次はあなた自身が被害者になるかもしれない

この記事で理解できること

  • 発端となった2022年8月、たった2人によって犬笛はどのように吹かれたのか

  • その主張内容は妥当だったのか

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若年女性支援の活動を続けてきた一般社団法人Colaboに対するサイバーハラスメント(事実無根のデマによる誹謗中傷の拡散、等)。その異常性については、過去3回にわたってお伝えしてきました。

*前提知識が無い場合は、以下3本を適宜参照ください。

▼今年1月4日の監査結果発表後、3つの観点(誹謗中傷の真偽、東京都の監査結果、監査結果の各社報道)の整理

▼今年3月3日の再調査発表後、各社報道の整理

▼ハラスメントに加担した政治家たち

***

ここまで異様な攻撃はどのように始まったのか。今回はその発端に着目します。

一連の誹謗中傷の経緯を遡ったところ、「Colabo」と「不正会計」を明確に関連付けた主張が本格化したのは2022年8月。この主張のきっかけをつくったのはわずか2名

この2名がいわゆる「犬笛を吹く」役割を果たし、その後のサイバーハラスメントを激化させたと言えます。

今回のニュースレターでは、発端となった2022年8月の1ヶ月間に着目し、2名による主張6点の内容と妥当性を整理していきます。

©️2023 Jun Inukai

©️2023 Jun Inukai

本編の目次

  • 犬笛を吹いた2名

  • 発端となった主張6点の分解

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