【訴訟報告】ESAT-J不開示決定の処分取消(6)弁論終結
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この記事を書いた理由
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行政文書の開示請求は、国民の「知る権利」を守る重要な手段である。行政機関(官公庁、自治体 等)の情報公開の透明性が落ちた昨今、その重要性は一段と増している。しかし、不当な理由で不開示や黒塗りになる事例が後を絶たず、役人にとって不都合な情報は容易に隠蔽されている
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不開示決定を覆す手段は「審査請求」と「処分取消訴訟」の2つがあるが、いずれも一般市民には敷居が高いため断念してしまう場合が多く、その知見は十分に共有されていない
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本人訴訟(弁護士を立てずに原告自ら訴訟を進める方法)の知見も同様に十分に共有されていない
この記事でわかること
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本訴訟が弁論終結に至った経緯
英語スピーキングテスト(ESAT-J)の「平均点改ざん疑惑」と「不受験者の得点推定」に関する不当な不開示決定3件に対して、自らが原告として東京都教育委員会を訴えた処分取消訴訟(本人訴訟)の経過をお伝えします。
*「平均点改ざん疑惑」と「不受験者の得点推定」のそれぞれの経緯は、以下2本のニュースレターの冒頭部分を参照
訴訟の進捗状況
以下の通り訴訟は少しずつ進んできました。
*第4回期日までの経緯の詳細は第5報 参照
2023年6月14日:取消処分訴訟 提起
*原告(筆者)が訴状を東京地裁に提出
同年9月14日:第1回期日(口頭弁論)
*提起から丸3ヶ月あったにもかかわらず被告(東京都)は反論が間に合わなかったため、訴状の基本的確認のみで終了
同年10月24日:第2回期日(口頭弁論)
*被告(東京都)が期日6日前(10月18日)に初めての反論(準備書面)を提出。原告(筆者)は再反論(準備書面)を2日後(10月20日)に提出した状態で期日を迎える
同年12月26日:第3回期日(口頭弁論)
*被告(東京都)が期日5日前(12月21日)に2回目の反論(準備書面)を提出。原告(筆者)は再反論(準備書面)を1日後(12月22日)に提出した状態で期日を迎える
2024年2月13日:第4回期日(口頭弁論)
*被告(東京都)が期日7日前(2月7日)に3回目の反論(準備書面)を提出。
2024年3月7日:第5回期日(口頭弁論)
*原告(筆者)が期日7日前(2月29日)に準備書面を提出
今回のニュースレターでは第5回期日以降の出来事について報告します。
本編の目次
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想定外の出来事
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ベネッセに対する文書提出命令の行方
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弁論終結
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今後の見通し
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