【独自】元 総理番が明かす、首相会見の質問事前提出「業務」のウラ側

事実上、「公然の秘密」となっている総理大臣記者会見における質問の事前提出。総理番記者へのインタビューに基づき、その根回しの実態を明かします。
犬飼淳 2023.01.03
サポートメンバー限定

こんにちは。犬飼淳です。

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に6 本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、正しく理解できるように分かりやすく解説しています。

読者の有料登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。有料登録(月額600円)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 記者会見での質問内容をリクエストできる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

有料登録のおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*無料読者と有料読者の提供価値の違いは、リンクを参照ください

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

***

この記事を書いた理由

  • 昨今の首相会見では予定調和な質疑が多く、国民の「知る権利」が侵害されている

この記事で理解できること

  • 首相会見が予定調和である背景

  • 内閣記者会が質問を事前提出する業務プロセス

***

予定調和な質疑が多い総理大臣記者会見。質問者の大半を占める内閣記者会が質問を事前提出していることは事実上「公然の秘密」であり、「台本」の存在すらも噂されてきました。

筆者自身も昨年8月から同会見に参加。官邸は事前提出された質問内容を踏まえて、指名順序すらも事前にある程度は決めているのではと感じる光景を何度も目撃しました。

*そうした違和感に基づいて、直近2年間の指名を検証した詳細は以下ニュースレターを参照ください

筆者はフリーランスという完全部外者の立場で首相会見に参加しているため、内閣記者会による質問 事前提出の流れは完全にブラックボックスでしたが、この度 内閣記者会の元 総理番記者(首相会見の参加経験あり)に実態をインタビューする機会に恵まれました。

筆者は内閣記者会がかなり正確な質問内容を事前提出していることに現地で薄々は気づいていましたが、それでも今回のインタビュー内容にはさすがに驚きました。幹事社を中心にもはや「業務」として粛々と質問を取りまとめ、質問内容の事前調整すらも行っていた実態が判明したからです。

今回のニュースレターでは、このインタビューを通じて明らかになった、首相会見における質問 事前提出の流れ、「台本」の存在について包み隠さずお伝えします。

*今回は完全独自の取材に基づいており続きはサポートメンバー限定で公開します。一定期間経過後も無料読者には公開されません。

*サポートメンバー登録(月額600円〜、解約はいつでも可)すると、今後も継続して発信予定の首相会見を含むすべての記事をいち早く読むことができます。さらに、過去の配信分も含めて有料コンテンツが全て閲覧できます。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2701文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・政策や報道の問題点を検証
・基本週次の配信
・いつでも配信停止可
・読みやすいレターデザイン

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
【独自】神宮外苑 銀杏並木の枝は誰が折ったのか
サポートメンバー限定
【衆院選2024】投票機会も奪われた能登半島
サポートメンバー限定
【独自】横浜市教委 傍聴妨害の新事実(4) ~ついに判明した主犯格。現...
読者限定
緑だけでなく人命まで喪失させる、神宮外苑樹木伐採の計画不備
サポートメンバー限定
【衆院選2024】共産党アレルギーを無効票から読み解く
サポートメンバー限定
【独自】神宮外苑樹木伐採開始の意思決定プロセス
サポートメンバー限定
【衆院選2024】白票キャンペーンによる当落逆転検証
サポートメンバー限定
【衆院選2024】若者心理を悪用した白票キャンペーンの記録