米不足の本当の原因
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この記事を書いた理由
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米不足と価格高騰が表面化して約1年が経過しても、政府は未だに原因は「一時的な流通の問題」と主張し、的外れな対策を続けている
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しかし、本当の原因が何なのかは農林水産省のデータがすでに定量的に証明している
この記事で理解できること
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米不足をめぐる問題構造の「実態」と「政府主張」には大きなギャップがあること
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米不足の「本当の原因」と解決に向けて必要な「対策」
6月2日の参議院予算委員会における石垣のりこ議員(立憲民主党)と小池晃議員(共産党)の国会質疑(以降「当該質疑」)は米不足の原因を明確化する上で非常に示唆に富んでいました。両名は、農林水産省が公表するデータに基づいて、以下の定量的事実を次々と指摘。
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3年連続(2021~2023年)で米の供給が需要を下回っていた事実
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民間在庫は量も率も3年連続(2023~2025年)で前年割れしていた事実
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2024年6月末の民間在庫は適正在庫を大幅に割り込む153万トンだった事実
米不足の原因は決して「一時的な流通の問題」ではなく「慢性的な生産不足」なのでは? まずはその問題認識を正さなければ、対策も的外れになるのでは? という問題意識に基づいて両名は質問。しかし、石破茂 総理および小泉進次郎 農林水産大臣は農水省のデータがすでに証明している米の生産不足を頑なに否定。普段から頓珍漢な発言が多い小泉農水相だけならまだしも、比較的まともな石破総理も同様の態度を貫いたことで、内閣には絶対に事実を認められない事情があることが浮き彫りになりました。
*当該質疑(計17分)の映像は上記YouTubeで公開中。特に後半(9分25秒以降)の小池晃議員の質疑では、直近数年に渡って米の生産が需要より少なかった事実を認めるか4回続けて質問するも、石破総理は頑なに事実を認めない異様な展開に。
そこで今回のニュースレターでは過去数十年に渡る自民党の農業政策も振り返りながら、米不足をめぐる「実態」と「政府主張」のギャップを視覚的に整理し、当該質疑で内閣が頑なに事実を認めなかった理由を明らかにします。

©️2025 Jun Inukai *詳細は本編で説明
本編の目次
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農水省のデータが示した米の生産不足
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実態と政府主張のギャップ
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