【独自】なぜ神奈川新聞は選挙隠しに手を染めたのか

報道しないことで市政に徹底的に無関心・無責任な横浜市長の再選に貢献した記者クラブ(横浜市政記者会)。特に露骨だった地元メディア・神奈川新聞に対して、社内証言も踏まえて統合編集局の認識を確認しました。
犬飼淳 2025.09.15
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この記事を書いた理由

  • 山中竹春氏は1期目の4年間に一貫して市民の声を徹底的に無視して市民の財産を犠牲にして民間企業を優遇する典型的な利権政治を続け、一般市民にとっては最も害が大きい候補だったが、先月の横浜市長選で再選を果たした

  • この悲劇を招いた最大の要因は、市の公式発表であればたとえ不正確でも垂れ流す大手メディア(横浜市政記者会)が市政の惨状を覆い隠し、市民の「知る権利」を侵害し続けているからである

この記事で理解できること

  • 報道を放棄することで現職再選に貢献した神奈川新聞の言い分

  • 神奈川新聞が横浜市政で報道の中立性を担保できなくなった背景

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直近4年間に渡る「争点隠し」に加えて、先月の横浜市長選で露骨な「選挙隠し」にまで手を染めて現職再選に大きく貢献した横浜市政記者会。

なぜ大手メディア各社は、全国的にも他に例を見ないほどの惨状となった横浜市政の悪化に加担し続けるのか。今回のニュースレターでは、地元メディアということもあり本来は報道の責任が最も重い神奈川新聞に焦点を当てて、この問題を掘り下げます。具体的には、複数の社内関係者からの証言も踏まえて筆者は神奈川新聞に質問状を送付。それに対する正式回答を中心にご紹介します。また、筆者自身が横浜市民という点も活かして、神奈川新聞社内の窮状にも言及します。

ただ、さらに気が滅入る結果となったため、本件に強い関心をお持ちの方を除いて続きのご購読はオススメしません。もしくは、気持ちに余裕がある時にお読み下さい。

本編の目次

  • 神奈川新聞 統合編集局の正式回答

  • 神奈川新聞が横浜市政では公正な報道をできない背景

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