【独自】なぜ神奈川新聞は選挙隠しに手を染めたのか

報道しないことで市政に徹底的に無関心・無責任な横浜市長の再選に貢献した記者クラブ(横浜市政記者会)。特に露骨だった地元メディア・神奈川新聞に対して、社内証言も踏まえて統合編集局の認識を確認しました。
犬飼淳 2025.09.15
サポートメンバー限定

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に4本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、視覚的に理解できるように工夫したスライドを中心に解説しています。

サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜、いつでも解約可)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 100本超の有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツは「概要」を参照ください

***

この記事を書いた理由

  • 山中竹春氏は1期目の4年間に一貫して市民の声を徹底的に無視して市民の財産を犠牲にして民間企業を優遇する典型的な利権政治を続け、一般市民にとっては最も害が大きい候補だったが、先月の横浜市長選で再選を果たした

  • この悲劇を招いた最大の要因は、市の公式発表であればたとえ不正確でも垂れ流す大手メディア(横浜市政記者会)が市政の惨状を覆い隠し、市民の「知る権利」を侵害し続けているからである

この記事で理解できること

  • 報道を放棄することで現職再選に貢献した神奈川新聞の言い分

  • 神奈川新聞が横浜市政で報道の中立性を担保できなくなった背景

***

直近4年間に渡る「争点隠し」に加えて、先月の横浜市長選で露骨な「選挙隠し」にまで手を染めて現職再選に大きく貢献した横浜市政記者会。

なぜ大手メディア各社は、全国的にも他に例を見ないほどの惨状となった横浜市政の悪化に加担し続けるのか。今回のニュースレターでは、地元メディアということもあり本来は報道の責任が最も重い神奈川新聞に焦点を当てて、この問題を掘り下げます。具体的には、複数の社内関係者からの証言も踏まえて筆者は神奈川新聞に質問状を送付。それに対する正式回答を中心にご紹介します。また、筆者自身が横浜市民という点も活かして、神奈川新聞社内の窮状にも言及します。

ただ、さらに気が滅入る結果となったため、本件に強い関心をお持ちの方を除いて続きのご購読はオススメしません。もしくは、気持ちに余裕がある時にお読み下さい。

本編の目次

  • 神奈川新聞 統合編集局の正式回答

  • 神奈川新聞が横浜市政では公正な報道をできない背景

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2890文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・政策や報道の問題点を検証
・基本週次の配信
・いつでも配信停止可
・読みやすいレターデザイン

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
選挙結果の歪め方 7選
サポートメンバー限定
【独自】横浜市給食ステマ記事の証拠メール(2)削除理由「容量不足」は真...
サポートメンバー限定
広陵辞退理由を暴力事件隠蔽からSNSに責任転嫁したのは誰か
サポートメンバー限定
「オールナイト万博」プロパガンダの記録
サポートメンバー限定
【独自】カラ出張50件超でESAT-J担当職員が東京都に旅費を架空請求...
サポートメンバー限定
【横浜市長選2025】メディアによる選挙隠し・争点隠しの記録
サポートメンバー限定
【独自】フロンターレ新スタジアムに便乗した等々力緑地の商業施設乱立と自...
サポートメンバー限定
【横浜市長選2025】投開票を終えて