【横浜市長選挙2021】山中竹春候補 街頭演説 文字起こし(2021年8月13日 横浜駅西口)
こんにちは。犬飼淳です。
8人の候補者が立候補し、8月22日の投開票が4日後に迫った横浜市長選挙について10回目のニュースレターをお送りします。
前回までは3回に分けて田中康夫候補の55分間に及んだ街頭演説の文字起こしをお届けしました。今回はほぼ同じ条件(日付は田中氏の前日、場所は同じ)で行われた山中竹春候補の街頭演説の文字起こしをお届けします。具体的には、2021年8月13日に横浜駅西口で行われた約11分間の街頭演説を文字起こしします。
*演説はYoutubeで視聴可能
<表記の注意事項>
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発言をそのまま書き起こす。ただし、どうしても聞き取れなかった部分は○○と表記する
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太字は筆者が重要と判断した箇所
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( )は現場の様子の補足説明
文字起こし
(KF94マスクを着けたまま、右手でマイクを持ち、左手を聴衆に向かって振りながら、山中氏は演説を開始する)
皆さま、私、山中竹春です。市長候補の山中竹春は横浜駅西口の皆さまにご挨拶に参りました。
皆さま、今、感染爆発を起こしています。
見たことのない数字になっています。そして、山中竹春、医療界に長らくおりましたので、色々な人がコソッと教えてくれます。「実はもうベッドが一杯で来週に医療崩壊する!」ということを聞きました。もしかしたら、再来週になるかもしれませんが、予測では来週、医療崩壊、起きる可能性あります。
皆さん、コロナの患者さんが増え、中等症、そして今、重症のベッドが一杯になっています。そして、医療機関がそういった感染患者さんで占められていると、皆さんがガンとか腎臓病とかそういった重要な病気になった時に、必要な医療を、必要な時に、受けられなくなる。これが医療崩壊です。
皆さん、助かる命が助からなくなる。これが医療崩壊なんです。
そして、今の感染爆発は政治の問題です。政治の失敗で起きました。
科学者の意見を蔑ろにする、菅自民党政権。そして、姿形が見えない、林現職市長。
私は林市長がコロナの問題に対して自分の言葉で話しているところを見たことがありません。副市長、局長以下が書いた答弁書を読み上げているだけです。
皆さん、この態度が実は横浜の医療体制やワクチンの確保に大きな影響を及ぼしているのを知ってますか?
ワクチンの確保、医療供給体制。今の日本の制度では都道府県単位でやることになっています。神奈川県庁が主導してやっています。横浜市役所はそれが面白くない。だから、自分たちで適当なことをやっている。横浜市役所は、医療局や健康福祉局や保健所や幾つかの部署がそれぞれバラバラでやっていて、そして、本来はそういった部署間のバラバラ、よくあることですから、トップダウンでマネジメントする方向性を示す。
そして、カウンターパートの神奈川県県庁・黒岩知事と密接に協力して、必死に横浜市民のためのワクチンを確保しにいく。医療体制を確保する。そして、自らの口でキチンと市民に向けて発信をする。市民を安心させる。これがリーダーの役割じゃないですか。
(聴衆から「そうだ!」という声があがる)
何一つ、見たことがありません。
皆さん、繰り返します。今のコロナの感染爆発は政治の問題です。政治の問題によって、助かる命が助からなくなっている。
山中竹春はこの問題を絶対解決します。山中竹春、コロナ対策、科学的なデータと客観的な知見に基づいて効果的なコロナ対策、行います。
そして、山中竹春、カジノIR、絶対反対です。IRの構想自体が間違っている。IRは賛成だけど、横浜にカジノは取りやめる。そんな考えではありません。IR自体が考え方として間違っている。三流の、古臭い、○○なビジネスモデル。もう、カジノができるであろう2030年には、皆さん、今の通信速度が5Gを超えて、6Gになるんですよ。6Gというのは、地球のどこにいても、南極とか北極にいても、あるいは飛行機の上に乗っても、普通に通信ができる通信スピードなんです。そんな状況になれば、オンラインカジノが盛んになるに決まっています。わざわざ横浜に来て、横浜でカジノに遊んで元町商店街や中華街にお金を落とす外国人なんかいませんよ、絶対に。そんなことが分かりきっているのに、コロナ禍前という前提で必死に儲かるっていう試算を出させて、だから、横浜は税収の不足分を埋め、補うためにカジノをやる必要がある。そういった論理構成をしているのが、今の不誠実な横浜市政なんです。
皆さん、IR、もうこんな馬鹿な話はもう8月22日で終わりにしましょう。山中竹春はIRカジノ断固反対。絶対阻止。8月22日で山中竹春が市長になって、話はもう終わりにさせます。
そして皆さん、もっと高齢者福祉、勤労世代の働きやすさ、子育て世代の支援。そういった前向きな未来志向の話を横浜市民と一緒にしましょう。山中竹春はそれがしたい。高齢者福祉。どんどんお年寄りの方が増えています。山中竹春、敬老パスの無償化、75歳以上に対して行います。そして、ガンや認知症になっても安心して過ごせる医療を受けられる横浜、つくって参ります。
また、介護士の待遇改善を含めて、そういった社会のエッセンシャルワーカー、もっともっと待遇改善して参ります。
そして、子育て支援も山中竹春自身、子育て現役として、もっともっと頑張って参ります。
子育て支援。例えば、今、待機児童、保留児童の問題、あります。皆さん、横浜市は待機児童は解消したと言っています。あったんです。○○と、○○○かもしれません。数えるだけですから。しかし、保留児童が皆さん、3000人近くいるんですよ。ということは、3000人近くの親御さんが困っている。この問題に切り込まずに待機児童問題は解決した。山中竹春は自分自身が保育園を選ぼうと思った時にあまりにも高い倍率にあり得ないと思いました。なんで待機児童問題が解決してるのに、高い倍率で保育園の抽選が行われるんだと。山中竹春は保留児童の問題、必ず解決したいと思います。
で、この問題はきちんと保育士さんのような、やはりエッセンシャルワーカーを支援していくこと。そういった支え合う社会を、山中竹春、つくって参ります。社会で働く方々が損をしない。世の中を支えている方々が損をしない。そういった待遇改善、山中竹春はやって参ります。
また、中学校給食の完全実現、この山中竹春、是非やって参ります。
そして、山中竹春は出産費用の無償化、これも行いたい。出産一時金として42万円戻ってきますが、無痛分娩を行いたい。あるいは○○が合うケアをやりたい。もっともっとお金がかかることが一般的だと思います。こういった部分を補填して支援してこそ行政サービス、子育て、子供を産みやすい、出産しやすい横浜、つくれるはずです。
そして、山中竹春、これも自分の経験に基づきますが、子供の医療費無償化、行いたいと思います。横浜市民の多くの親御さんが望んでおられる、と確信しております。山中竹春自身、子供がいて毎月のように高い医療費を払っておりました。そして、親御さんの不安は「いつまで医療機関にかかればいいんだろう」。山中竹春の子供もまだ治っていません。ずーっと、毎月、毎月、通っています。毎月、医療費がかかります。
皆さん、山中竹春は今、2歳までの完全無償化、政府の医療費完全無償化を、中学3年生まで完全無償化にします。
そして、そのための財源として、オペラ座劇場の建設のような600億、700億、ランニングコストでも50億かかるような、そういった箱物行政はやめます。そして、今3000以上ある、横浜市の事業をきちんとデータに基づいて整理し、未来志向で発展的に整理をしていきたい。決してある事業をバサッと切るのではなく、発展的に整理をしていく。そういったことを行って参ります。
そして、様々な跡地の利用問題。これも横浜市の皆さんの意見を聞いて、納得のいく、そういったものをつくってみたい。山中竹春は横浜市に、横浜市の様々な跡地問題、皆さんの意見を聞き、そして横浜市の将来に資するようなものをつくっていく、お約束をしていきます。様々な広告を行わなければなりません。企業の誘致も必要でしょう。山中竹春、創造的に、税収が増える、ムダの無い、取り組みをしていきます。
文字起こしは以上です。
ちなみに山中氏が11分間の演説中に「山中竹春」と自らのフルネームを発言した回数は、23回でした。一方、翌日に同じ場所で演説した田中氏の場合、55分間の演説で7回。演説時間が1/5であることを加味すると、山中氏は田中氏よりも15倍以上の頻度で自らのフルネームを発言しています。
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2021年8月18日 犬飼淳
P.S.
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