【独自】カラ出張50件超でESAT-J担当職員が東京都に旅費を架空請求
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この記事を書いた理由
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英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高入試 合否判定への活用は、入試の公平性を破壊するほど多くの問題を抱えている
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しかし、東京都の公式発表であればたとえ不正確でも垂れ流す都庁記者クラブの弊害によって、その実態は未だに広く伝わっていない
この記事で理解できること
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ESAT-J担当職員が50件超のカラ出張で旅費を架空請求した疑いの詳細
英語スピーキングテスト(以降「ESAT-J」)は都立校入試の公平性を粉々に破壊しただけでなく、もはや中学生への人権侵害の域に達している問題は2年半以上にわたって繰り返しお伝えしてきました。
*ESAT-Jの前提知識が無い場合、theletter「高校入試の「公平性」を破壊するESAT-J 問題の全体像」(2022年11月30日)を適宜参照ください。同記事は1年目の状況に基づいていますが、4年目を迎えた現在も大半の問題は放置されたまま
この欠陥テストを強硬に進めたのが東京都教育委員会(以降「都教委」)。その中でも、グローバル人材育成部 国際教育企画課(以降「所管部門」)は、一連の入試破壊の実行犯に当たる組織です。

2024年度 東京都 教育庁組織図
本ニュースレターを継続的にお読み頂いている方はご存知の通り、都教委は本来自発的に公開すべき内容すら隠すために市民が開示請求しても、デタラメな不開示決定を連発して不都合な実態を隠蔽。
(例)存在しないはずはない請求内容でも堂々と「不存在」を理由に不開示決定、存在が公になっている文書は完全な海苔弁で開示 等
筆者が自ら開示請求した中では、入試の合否判定に用いる試験にもかかわらず「平均点変更は事業者(ベネッセ)から電話確認したので文書は一切存在しない」と法廷で驚愕の主張をした平均点改ざんが代表的な例です。
その都教委が、またもあり得ない不開示決定を先月(2024年7月)に新たに下しました。本当に都教委の主張通りならば、所管部門職員がESAT-J関連業務を装って50件超のカラ出張を繰り返して旅費を架空請求・着服したと判断せざるを得ない事案です。今回のニュースレターでは、その詳細(開示請求の経緯、不開示決定があり得ない根拠、所管部門の主張)お伝えします。
本編の目次
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開示請求の概要
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ブリティッシュカウンシル 訪問
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英国大使館 訪問
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中学校 視察
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