【文字起こし】横浜市立大学への不当圧力 請願審査(2021年12月15日 横浜市会)

18年振りに現職市長が加害者の立場で委員会に出席する異常事態となっている横浜市会。当事者の山中竹春市長、小山内理事長、相原学長、市議2名(花上、今野)が出席し、3時間半にわたって行われた審議のポイントをお伝えします。
犬飼淳 2021.12.16
誰でも

こんにちは。犬飼淳です。

横浜市長選挙をめぐる8つの問題点については、こちらのニュースレターでお伝えしましたが、そのうちのNo3「横浜市立大学への不当圧力」が12月15日に重大な局面を迎えました。*問題の概要は下記のリンク先 参照

郷原信郎氏を請願者とする請願審査は、横浜市会 政策・総務・財政委員会にて9月24日に小山内理事長を参考人に呼んで審議。その結果、継続審査となって12月15日には5名の当事者が勢揃いするということで大きな注目を集めました。今回のニュースレターでは、その質疑の一部を文字起こしします。

以下、約3時間半(11:02〜14:28)に及んだ審査の開催概要です。

出席者

  • 説明員:山中竹春市長 →横浜市立大学の発出文書を自らに有利な内容に書き換えるように市議を伴って圧力をかけた加害者の立場

  • 参考人:横浜市立大学 小山内いづ美 理事長 相原道子 学長 →圧力の結果、文書を書き換えさせられた被害者の立場

  • 委員外議員:花上喜代志(立憲)、今野典人(立憲) →横浜市立大学への交付金を審査する市会議員の立場を背景に面談の場を調整して、同席もした加害者の立場

*先に市議2名(花上・今野)のみが入室して審議した後、山中市長・相原学長・小山内理事長の3名のみが入室して審議

委員名簿(政策・総務・財政委員会)

  • 委員長 草間剛(自民)

  • 副委員長 有村俊彦(立憲)、福島直子(公明)

  • 委員 伊波俊之助(自民)、鈴木太郎(自民)、横山正人(自民)、藤居芳明(立憲)、竹野内猛(公明)、荒木由美子(共産)、小粥康弘(民主フォーラム)

請願審査の流れ

<花上市議、今野市議の審議> 11:02~11:42

  • 横山委員(自民)の質疑  11:02~(約10分)

  • 竹野内委員(公明)の質疑 11:12~(約13分)

  • ★小粥委員(民主フォーラム)の質疑 11:25~ (約15分)

  • ★横山委員(自民)の質疑  11:40~(約3分)

<山中市長、小山内理事長、相原学長の審議> 11:47~14:28

  • 竹野内委員(公明)の質疑 11:47~(約30分)

  • ★小粥委員(民主フォーラム)の質疑 12:17~(約58分)

  • 鈴木委員(自民)の質疑  13:15~(約15分)

  • ★横山委員(自民)の質疑  13:30~(約39分)

  • 福島副委員長(公明)の質疑  14:09~(約5分)

  • ★有村副委員長(立憲)の質疑 14:14~(約8分)

  • ★荒木委員(共産)の質疑  14:22~(約7分)

*請願審査は約3時間半の長丁場となり各委員の質問には重複も多いため、筆者が重要と判断した箇所(★)を優先して文字起こしする予定。完成次第、順次 更新。

*藤居委員(立憲)、伊波委員(自民)の発言を一言も確認できず。

配布資料

資料1  6月16日文書

横浜市立大学が最初に発出した文書

資料2  7月26日文書

横浜市立大学が抗議を受けて再発出した文書 *7月24日の面談の結果、資料4をさらに修正した後の内容

資料3 面談記録

計3回の面談の記録。 *黒塗りの名前は山中竹春氏と判明済み

資料4  7月21日文書

横浜市立大学が抗議を受けて再発出しようとしたが、7月24日の面談で更なる修正を求められたため、実際には発出されていない文書

文字起こし 表記の注意事項

  • 発言者名は【】で囲んで記載する

  • 特に答弁者側の発言内容は「えー」などの言い澱みを含めて、そのまま書き起こす。日本語として不自然な言い間違いであっても、発言のまま書き起こす

  • どうしても聞き取れなかった部分は○○と表記する

  • 筆者が重要と判断した箇所は太字で記載する

  • 解説や背景知識が必要な場合、* で補足説明する

  • 現地の様子は適宜( )で補足説明する

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文字起こし(花上議員、今野議員の審議)

(休憩を終えて、委員会が再開される。休憩中に花上議員、今野議員が入室している)

【草間委員長(自民)】委員会を再開致します。花上議員、今野議員、本日はこの委員会にお越し頂き、ありがとうございます。議題となっている請願について質疑をさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。各委員から質問ありましたら、お願いします。

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横山委員(自民)の質疑

*横山委員(自民)の質疑 約10分は割愛

***

竹野内委員(公明)の質疑

*竹野内委員(公明)の質疑 約11分は割愛

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小粥委員(民主フォーラム)の質疑

【小粥委員(民主フォーラム)】本日、ご出席ありがとうございます。また、花上先生、今野先生におかれましては、今は離れていますが、ずっと同じ会派で、様々に政治的ご指導も頂いてます。そういう意味で今回のことは忸怩たる思いがありますけども、事実関係を中心に確認させて頂きたいと思います。まず、7月19日、21日、24日の3日間の面談記録が残っていますが、それぞれの日に出席された、されていない、というのはあるにしても、この書かれた内容は事実ということでよろしい?

*今野市議は全3回の面談に同席。花上市議は初回(19日)の面談のみ同席。

【委員外議員 今野  (立憲)】3日間、私の方が出席しておりましたので、私の方からまずお話しますと、まあ、私自身、メモをとっているわけではありませんし、録音とかもしているわけではありませんので、えー、あまり確かな記憶はないのですが、大方はこういうやりとりがあったというふうに、えー、やりとりがあったかな~、そんな感じはしております。

【小粥委員(民主フォーラム)】それぞれの面談の日に記載されていた内容は、主に誰がご主張されていたんでしょうか?

【委員外議員 今野  (立憲)】主に意見を述べられたのは、えー、山中さんでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】特に24日、かなり強い発言をされているんですが、この24日の発言について、具体的に誰が言ったんでしょうか。24日の発言についても山中元教授がされたということで間違いないでしょうか。

*7月24日の具体的な発言内容は、「資料3 面談記録」参照

【委員外議員 今野  (立憲)】おおむね山中さんだったというふうに思っています。

【小粥委員(民主フォーラム)】前回の委員会の中で、小山内理事長の方から「林市長に配慮した内容であるということは、山中氏と出席した議員の方からも指摘をされた」ということをおっしゃっていますが、それは齟齬はないということでしょうか。

*「資料3 面談記録」にて7月24日に「上司である林市長を忖度し、対立候補の活動を妨害するものだ」という発言があったと書かれている

【委員外議員 今野  (立憲)】えー、まあ、そのような感じだったかな~というふうに思います。

【小粥委員(民主フォーラム)】具体的に、今野先生が同席されていたと思いますが、この文書が林市長に配慮した内容であると指摘をされていないということでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】あの~、(笑いながら)詳しく覚えてないですけども、頷いていたとか、その程度だったと思いますけれども。

【小粥委員(民主フォーラム)】小山内理事長が前回、委員会でおっしゃっていたのは、ご本人と議員の方からそういう指摘があったということなので、受け止めとしては多分そうだったのかなと思います。次に6月16日に市大がメールを発出したと、3000人に、ということだったんですが。その事実については、いつ、誰から伺ったんでしょうか。

【委員外議員 花上  (立憲)】あの~、最初に市大から発出されたメールの件ですけども、いつ誰から聞きましたかというお話ですが、山中さんからですね、え~、私が、そのメールの、お~、話を伺いました。それで、え~~、まあ、書いてある内容が、自分の、お~、認識とはかなり違うことが、あ~、書かれていると。ということについて、え~、これは自分としては納得できないと。という話をご本人がしておりましたので、かなり市大とご本人の認識に差があるなというふうに思ったんで、それで面談の場を設定しようということになったという、いきさつであります。

【小粥委員(民主フォーラム)】そのお話を山中元教授から6月16日のメールが発出された すぐ後なのか、あるいは7月19日に面談をしておりますが、その寸前なのか。どちらに近かったというイメージでしょうか。

【委員外議員 花上  (立憲)】私も多忙でしたので、いつというのはメモに書いてありませんので、いつだったのかという具体的な日程はですね、え~~、分かりませんが、たぶん7月の半ば頃だったかなと、漠然とそういうふうには思ってますが。

【小粥委員(民主フォーラム)】そうすると7月19日のすぐ前くらいということだと思います。そうするとですね、山中元教授としては、「心が痛んだ」ということも仰ってますが、であれば もう少し早めにですね、発出されたすぐ前、あるいはご本人が大学をお辞めになられたのは6月末ですから、それ以前に山中元教授自身がですね、大学への抗議をやられても良かったのかなと思いますけれども、その7月の中旬になって、選挙が近くなって候補者がほぼほぼ出揃った段階でそういう要求を、大学に出したいんだとお話を受けた時に、どのようにお感じになられたでしょうか?

【委員外議員 花上  (立憲)】まあ、選挙とは関係なくですね、ご本人にとって大変不名誉なメールを出されたということを私は非常に重く受け止めました。これは自分自身の問題として考えてもですね、え~、何度連絡しても連絡がとれなかったということをメールに書かれてですね、それで不誠実な人間であったような印象を与えてしまった。そういうメールを大学が出したことについて、もっと慎重に対応すべきではなかったのかなと。大学にはそういう印象であります。ですから、時期の問題どうこうという話ですが、それよりも内容的に考えてですね、やはりこれは山中さんの痛み、思い、そういったものをしっかり聞いた上で対応していく市大としての責任があるのかなと思いました。

【小粥委員(民主フォーラム)】面談の日程調整なんですが、7月24日は土曜日。もちろん我々 議員が当局の方を含めて一般の方とお話しする機会はありますが、土曜日にはあまりやらないと思う。26日以降のウィークデイでも良かったと思うが、土曜日に設定して、しかも市議会に呼び出しているが、何か意図はあったんですか。

【委員外議員 今野  (立憲)】え~、まあ、え~、19日にお話をして、で~、それでですね、え~、まあ、我々、山中さんとして、あ~、是非、お会いしたいという話を、日程調整させて頂きたいという話を、いくつか日程を挙げたと思います。当然、ウィークデイで挙げたと思いますが、その中で、そこは日程調整が難しいということで、逆に小山内理事長の都合がつく日ということで24日の朝ということで指定を頂いたということでございます。24日は委員が言われるように土曜日なものですから、土曜の朝というとそんなに空いているところも無いということもありますので、で~、え~、まあ、私がちょうど市議会に入れるものですから、え~、議会であれば入れるということで、そういう議会にお越し頂いたということです。

【小粥委員(民主フォーラム)】そもそも山中元教授は市大との関係があったわけで、本来であれば市大の方に直接 本人が抗議するなり、訂正文を出してほしんだと話しても問題は無かったのかなということを思いますが、その当時は、7月の中旬はですね、立憲推薦で候補者として出るということがほぼほぼ決まっていたということだと思いますけども、そこに仲介をして市大関係者に会わせるということと、既に市長選の候補者となっていたわけで、そことの関係性というのはあったんでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】あの~、まあ、先ほど花上議員がおっしゃられたように、ご本人が悩まれているということの相談を受けたものですから、とにかく早くということで、選挙がなんだということを全く関係がないと認識しております。

【小粥委員(民主フォーラム)】立憲として、かなり早い時期から山中元教授へのアプローチはされていたと思うんですが、そのお話を伺った時に、様々な、あるいはどういう形で立候補するかと水面下でやらていたと思うんですが、その時に山中元教授に、辞めることになって立候補することになった場合、やはり大学にある程度の影響を与えることになるので、しっかり内々でもいいから管理者あるいは上司にしっかりお伝えをすべきだということは、アドバイス等はしなかったんでしょうか。

【委員外議員 花上  (立憲)】アドバイスしたかどうかっていう話ですけども、お~、これは、さっきからも言っているとおり、選挙、選挙と絡めて話されてますけども、やっぱり人格的に、この人はどういう、どういうことなのかな~、誠実さが足りないんじゃなかと思われるような内容についてのメールが発信されたことから、こういう話になってきたと我々が理解していることなんでね。山中さんが選挙に出る、出ないというような話以前の問題としてですね、これについて名誉を回復していく思いをご本人が強く持っていたというのは大変よく理解できることだと思ってますので、そういった話し合いが行われて2回目のメールが出されたということであるならば、それはそれで理解できることではないのかなというふうに思いましたけども。

【小粥委員(民主フォーラム)】市大が26日に発出した文書に関しては、発出前にその内容を今野議員を経由して見せるようにという話がありましたが、その内容は今野先生はご確認されたんでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】あの~、え~っと、24日の打ち合わせをさせて頂いた際にですね、まあ、色々、お~、やりとり、お~、メモにまとめられているような言葉があったと思いますけども、その中で山中さんも当時、お忙しいということもありましたし、私のところであれば連絡がつきやすいので、私から文書を受け取って、そこから山中さんにお伝えするという話にしておりました。で、内容は私が確認するとかいう立場ではないものですから、私は受けてですね、山中さんの方にお見せしたという次第です。

【小粥委員(民主フォーラム)】その際、山中さんから再度の修正の依頼はなかったということですか。

【委員外議員 今野  (立憲)】え~、私の方は全く受けておりません。

【小粥委員(民主フォーラム)】先ほどもちょっと話がありましたけども、私大は26日に発した文書の最後の方には、「素晴らしい研究成果について、今後も学内外へ伝えていく」という記述があるんですが、こちらについて、この文章を書いてくれと市大側に誰が要求したんでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】え~、要求はしておりません。

【小粥委員(民主フォーラム)】それは、今野先生も山中元教授も要求してないということでよろしいでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】はい。私はしておりません。

*山中氏が要求したかどうかはあえて言及していない

【小粥委員(民主フォーラム)】わかりました。最後にしますけども、この「素晴らしい研究成果を学内外へ伝えていく」ということですが、こういう文書を発出前に今野議員が確認をした時、それを読まれた時、それは大学の判断であるという話はありましたけども、その文書が出されたとしたら、市大としての政治的な中立性が失われることになるんじゃないかという、こういう文書を出すことは問題ではないかという思いは持たれなかったんでしょうか。

【委員外議員 今野  (立憲)】市大として判断したことだろうと思いますので、私は特段そんなふうには思っていません。

【小粥委員(民主フォーラム)】当時は既に立憲推薦でと決まっていたと思いますし、市大側の判断であるにしても、市大の方から個人を賛美するような文書を内外に発信するということが書いてあったわけで、この内容について本当に中立性があるのかということもしっかり大学側に確認すべきだったのかなと私は思います。

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横山委員(自民)の質疑

(冒頭に約10分間の質疑をしていた自民・横山委員が再び挙手)

【横山委員(自民)】今の小粥委員の質疑の中でですね、「文案が完成したら今野議員を通じて見せること」ということでメールを受け取っているという話なんですが、私の先ほどの質問の中で、「この3回の面談以外に電話だとかメールだとかFAXのやり取りがあったんですか」と伺ったら、「無かった」とお答えになっていますが、これはあったということですか。

【委員外議員 今野  (立憲)】受け取って、そのまま渡したということはありましたので、3回ということであれば、受け取ったことはあります。ただ、そこでのやり取りはしていません。

【横山委員(自民)】もう1度確認したいのですが、あくまでも当局側あるいは市大とお二人がコンタクトをとられたのは19日と21日と24日と、その文案が出来たもののメールを受け取ったことだけですか。

【委員外議員 今野  (立憲)】だけです。あ・・。 (委員長の指名前に発言したため、挙手して正式に指名を受けた後に改めて)はい。その通りです。

【横山委員(自民)】この21日の資料4と記載されている1枚と、26日、内容が似て非なるものですけども、この21日から26日のメールの訂正を要求されたのも山中教授でよろしいですね。

*資料4(7月21日文書)は7月24日の面談で更なる修正を求められたため実際には発出されておらず、実際に発出された資料2(7月26日文書)とは内容が異なる

【委員外議員 今野  (立憲)】おおかた、そのようなご発言をされていたかと思います。

【横山委員(自民)】今野先生はあくまでも文案を受け取って教授に渡しただけということですから、当然のことながら資料4の案文から資料2への案文の変更については山中教授が要求されて変更になったと理解してよろしいですか。

【委員外議員 今野  (立憲)】私は細かく関わっておりませんので、市大が判断されて、そのように変更になったと思っています。

*「山中教授の要求による変更か」という問いを「市大の判断」とかわしている

【草間 委員長(自民)】はい。他にご発言もないようですので以上で花上議員、今野議員への質疑を終了します。花上議員、今野議員におかれましてはお忙しい中、本委員会にご出席頂きまして、誠にありがとうございました。

(花上議員、今野議員は一礼して立ち上がり、すぐに退室しようとする)

【草間 委員長(自民)】あ・・。ちょっと、ちょっとお待ちください。それでは、次に山中市長、および参考人入室のため暫時休憩とします。

(休憩の宣言後、改めて花上議員、今野議員は立ち上がって退室する。委員会は約5分間の休憩に入る)

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文字起こし(山中市長、小山内理事長、相原学長の審議)

(約5分間の休憩を終えて、委員会が再開される。休憩中に山中市長、小山内理事長、相原学長が入室)

【草間委員長(自民)】休憩前に引き続き、委員会を再開致します。山中市長、相原学長、小山内理事長におかれましては、お忙しい中、委員会にご出席頂き、ありがとうございます。議題となっている請願について、各委員から質問させて頂きますので、よろしくお願い致します。また、参考人の補助者として公立大学法人 横浜市立大学 事務局長 相原誠氏、副局長 上野圭介氏、学務・教務部長 小林謙一氏、研究推進部長 渡邉昇氏にご出席頂いておりますので、ご了承願います。それでは各委員からご意見、ご質問等ございましたら、お願い致します。

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竹野内委員(公明)の質疑

*竹野内委員(公明)は連絡がつかなかった時期の経緯、市議に仲介を頼んだ経緯を中心に約30分 質疑。文字起こしは割愛。

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小粥委員(民主フォーラム)の質疑

【小粥委員(民主フォーラム)】長くなるんですけども、端的にお答え頂ければと思います。今の竹野内委員の質問の中で若干確認させて頂きたい点もありますので、お伺いします。市長は特定の時期に着信があった認識は無いと話されておりました。前回の委員会の中で小山内理事長の方からは「3日間の間、副学長を通じて しっかりと連絡をしていた」ということをおっしゃっておりました。齟齬があるように聞こえるんですけども、それは理事長の指示に対して副学長が全く電話をしていなかったということでしょうか。理事長に伺います。

【参考人 小山内理事長】副学長に依頼をしたのは事実でございます。副学長から当時の山中氏に連絡をとって頂いたのも事実でございますので、その~、詳しい回数ですとかは、もう、あの~、データが・・、え~、期限が切れてしまって正確には把握できないんですけども、連絡したのは事実だというふうにご本人からも伺っております。ただ、あの~、山中氏、現 山中市長は多分、理事長、学長からのご連絡を期待してのご発言が会見などでもございましたので、そのあたりは・・・、まあ、今のようなお話になっているんだろうなと思ってますが、副学長から連絡したのは事実ですので、改めて申し添えます。

【小粥委員(民主フォーラム)】市長に伺います。副学長からの着信履歴も無かったということでしょうか。

【説明員 山中市長】期間が経ってますので、え~~、(深いため息)、え~~、期間が経ってるんですが、私自身は当時は、あの~、承知しておりませんでした。毎日多くの電話がかかってまいりましたし、お~~、まあ、再三になって申し訳ないのですが、当時、人生の岐路で、人生の岐路に立たされていて、なかなか、こう、(深く息を吸う)、すべての電話に反応する余裕が無かったというのが事実でございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】人生の岐路に立っていたからこそ、どなたかに連絡をしたり、ご相談するという考えは無かったということですか。

【説明員 山中市長】家族などですね、あるいは、あ~、両親、には、あ~、そういった相談をしておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】先ほどですね、「連絡は速やかにすべきと認識をしている」ということですが、どの段階で理事長あるいは学長に連絡をしようと思い立ったんでしょうか。

【説明員 山中市長】え~、6月16日に、い~、3紙、3紙から記事が発出されました。で、その時点で、まだ、あ~、(深いため息)、決まっては・・、いなかったというのが、事実で、ございます。しかしながら、もう記事が、(深いため息)、出てしまい、これ以上・・、正式に決まってから、報告するというのでは、大学に迷惑をかけますので、もうその日のうちにはですね、仮に候補者であってもなくても、正式に決まってなかったとしても、それはしょうがない。あの~、速やかにお電話を差し上げようと思って、翌日に、6月17日ですか、あ~、(深いため息)、お電話を私の方から差し上げました。

*山中氏は9月17日の記者会見で「6月18日に辞意を伝えた」と述べており、自らの発言と矛盾が生じている

【小粥委員(民主フォーラム)】タイムラグというのか、1日早く記事が出てしまったと。ご自身の思いとは別にしてですね。で、そのことでやはり大学が混乱をする可能性があったので、大学側はいち早く3000人を含めた方々にメールをしたという事実だと思います。で、もう1点なんですけども、先ほどですね、「色んな方からお尋ねやお叱りの話が出た」と。

*直前の竹野内委員(公明)の質疑でメール発出から1ヶ月も遅れて抗議している理由を問われて、山中氏は「1ヶ月ほどが経つ中で、この件について周りからお尋ねやお叱りの連絡が多数頂くようになったため」と答弁している

【小粥委員(民主フォーラム)】で、それを受けて対応をしたというような、7月中旬に議員に話をされたとおっしゃられていましたが、学内外からお叱りのご連絡を頂いたことで自分の立場が極めて不利になってしまう。だから、2人の議員に頼んで市大の方にお話をさせて頂いたということでしょうか。それとも6月16日に発出された段階で、既に内容についてはご自身はちょっと問題あるんじゃないかとお感じになられていたんでしょうか。どっちなんでしょう。

【説明員 山中市長】え~、6月16日に、え~、発出された、メールについては、あ~、私自身、6月中に見ております。当時は大学の職員でしたので。3000、全教職員に送られているものですから、私自身も、そのメールを、お~、拝見してます。で、その時の印象として、え~、既に、い~、事実と異なるものであると。私の名誉を毀損するものであるという認識は持っておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】であれば、学内にいた段階で大学にそのことをお伝えするなど対応をとれたと思うんですけども、なぜ7月19日ということになったんでしょうか。少なくとも それ以前に学内で対応することができたのではないかと思うのと。ルーズな印象を拭うという意味では、一刻も早く3000人の方々にメールを送るように要求をする方が良かったと思うんですけども、6月30日にご退職される前にですね、大学の中で様々 対応しなかった理由はなんでしょうか。

【説明員 山中市長】あの~、大学のトップにモノを言うっていうのは しにくいというのがどこの大学、組織、あるいはそれは大学のみならず企業、大企業、大きな企業等でも同様かと思います。私自身はそのメールを6月中に受け取りまして、まあ、あの~~、これは事実とは異なると思いましたが、まあ、私1人が我慢をすれば済む話であろうと。私が我慢するというふうに思ったのが・・、思ったんですね。ところが7月に入ってから、私自身、先ほども申し上げた通り、多くの方からですね、お叱り、お尋ね等を頂きました。ですので、多くの方が、多くの方にですね、(「以外」を非常に強調して)私以外の多くの方にご心配をおかけしているというふうに認識するに至ったのが7月の・・、7月に入ってからのことでした。

【小粥委員(民主フォーラム)】大学には6月中にも連絡は出来たのかなと思いますが、先ほどの話で、「7月中旬、一私人であったということで大学側に話しても受け付けるかどうか分からなかった。受け付けたとしてもメールを修正するということは不可能だと思ったので2人の議員にお願いをした」ということですが、コミュニケーションとして学内で本当にそういうことだったのか。

*直前の竹野内委員(公明)の質疑で市議2名を仲介した理由を問われて、山中氏は上記の通りに答弁している

【小粥委員(民主フォーラム)】これ、理事長にお伺いしますけども、元教授から7月の中旬に、お辞めになられた後に、このメールに対して話したいんだとお話があった時も、全く受け付けないということなんでしょうか。

【参考人 小山内理事長】ただいまのお尋ねの件ですけれども、山中教授は在職時にかなりの実績を挙げられて、○○にもなっておりましたし、もしそのような申し出があれば、私はお会いしていたと思います。

【小粥委員(民主フォーラム)】なぜ大学側とですね、教授の間で食い違いがあるのかなと不思議でならないんですが、特にお尋ねしたいのですが、メールを修正することはこれは不可能だろうと思った時に、市会議員を通じて政治的な繋がりの中で話を持っていくということについて、何の問題も感じなかったのでしょうか。

【説明員 山中市長】あの~、上司にアポイントを申し込んでですね、で、まあ、話は聞くが、その通りに対応してくれるかというのは一般論として、なかなかそういうことは無いと思います。で~、まあ、ただし、6月中は先ほども申し上げた通り、あの~、私1人で・・、抱え込む。しかし、7月に入ってから、やはり、私の名誉が学内外の多くの方に、お叱り、心配を頂くようになってきましたので、まあ、きちんと対応する必要があると考えまして、身近におられた、あ~、相談できる相手であった方に、い~、状況を話して、面談の場を設定して頂いたものでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】いや、その点をお伺いしているのではなくて、「一般論、一私人としてはメールは修正してもらえないだろうけども、議員が一緒なら受け付けもしてくれるし、自分の意に沿ったメールを出してくれるだろう」と、そう思いになられたと先ほどお話をされていましたけども、それ自体が政治的な圧力とお考えにならなかったのでしょうか。

【説明員 山中市長】私がご相談して、え~、したのは、あくまでも面談の場を持ってもらうことでしたので、それが政治的な、あ~、ことは一切、関係ないと考えておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】分かりました。順次、質問します。まずですね、7月19日、21日、24日の面談記録に記載された内容は事実ですか?また、この内容は山中氏が中心となって要求したことで間違いないでしょうか。

【説明員 山中市長】面談記録は同席者のメモであると、え~、認識して、え~、おります。で、一字一句その通りというような表現の正確さを求めたものではないと思います。ただし、い~、修正を申し入れた趣旨などはその通りかと思います。

【小粥委員(民主フォーラム)】改めて確認ですけども、7月24日の面談記録について詳細に伺いたいんですが、既に大学の経営責任者である理事長名で出しますという話にはなっていたと思うんですけども、それに加えて学長名で出すようにという要求を出しています。6月16日文書の責任者は理事長ですから理事長名だけでも十分だったと思うんですが、なぜ学長の名前を出すことに拘ったのか市長に伺います。

*7月24日 面談記録(資料3)には「7月21日付け文書に学長の名前が入っていないのはおかしい」「学長名も必ず並べていただきたい」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】え~、6月16日の最初の文書はですね、え~、学長と理事長の連名でありましたので、訂正であれば連名がふさわしいと考えた次第です。

【小粥委員(民主フォーラム)】あとですね、7月21日の文書が「謝罪してない」とおっしゃられたようですが、そう感じた理由はなんですか。また、山中元教授が「誠意を示す必要がある」と申し述べておりますが、そう考えた理由はなんですか。

*7月24日 面談記録(資料3)には「今回(7/21)の文書は、本人に謝罪している文書ではない」「この文書に誠意が感じられない」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】えっとー、私が何に不信感を持ったのか、具体的な表現が、7月21日の文書に無かった~と、思います。で、これは、まあ、あの~、(ため息)、初回のご面会の時には理事長も学長も来られていませんでしたし、まあ、ご面会を申し入れたんですが、あの~、来られてませんでしたし、お二方、(深く息を吸う)、で~、まあ、この7月21日の文書を見て、これでは私の真意が伝わらないと考えたため、24日に、い~、ご本人にご面会をさせて頂いた際にこちらの真意を説明させて頂きまして、ご再考・・、を~、お願い・・、したもので、ございます。で、・・、えっとー、誠意を、(ため息)、示す必要については、あの~、そういった誠意を示す・・、かどうかではなくて、(深く息を吸う)、私の認識としては、誤った文章を、誤った認識の文章を一方的に、記事が出てから僅か1~2時間後には出す準備をされてたんだと思います。それを3000人以上の全教職員に、市大には看護師さんとかもいますから、そういった方々を含めて、一斉に周知するという、された側から、(深いため息)、いたしますと、お~、まあ、ある程度、その訂正を求めているわけですから、あの~、こちらの真意が反映された形で、(ため息)、ご理解をお願いしたこと・・、お願いしたところでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】理事長に伺います。21日の文書の中で、謝罪的なことは確かに書いてないですが、あるいは誠意を示すということがどういう意味だったのかということもありますけども、謝罪を示すべき、あるいは誠意を示すべきという結論に至った理由は何か伺います。

【参考人 小山内理事長】19日、21日と私はどうしても業務が外せなくて、実際にお会いできなかったんですが、24日にお会いした時に長期にわたって山中氏と連絡がつかなかったということが本当に心を痛められていたということが分かりましたので、それについては誠意を込めてお詫びを申し上げ、また文章をですね、当初の文章を読んだ教職員にも発出をするようにということで、私もその通りと思って発出に至ったわけでございます。また当初の6月16日の文書があまりにも拙速にということでございますが、市大の教職員は地方独立行政法人の教職員として働いておりますので、身分は非公務員型でして、政治的行為にどのように関わることができるのか、できないのかがよく分かっていないので、当初、新聞記事をご覧になって皆さんから動揺の声があがったので、明確に、そのどういう立場で接することができるか、できないかをお伝えする必要があったと思い、それで発出したものでございます。その中で山中氏に対して非常に傷つける文言があったということは本当に反省をしてまして、申し訳なかったと思っています。

【小粥委員(民主フォーラム)】「傷つける文言」って・・。内容を見たら、大学として発する内容として妥当だったと思いますが。またちょっと伺いますけども、24日でですね、この面談記録に戻りますが、その中に書かれているのが「理事長、学長が市に配慮したものだと受け止めている職員」がいらっしゃったと書いてありますけども。山中市長は、本当にそういう方がいらっしゃったのか、誰なのか、何人くらいの方がそういう受け止めであったのか、え~、伺いたいと思います。また、「市に配慮した」というのは具体的にどういう意味だったのか、市長に伺います。

*7月24日 面談記録(資料3)には「受け取った教職員は、理事長 学長が市に配慮したものだと受け止めている」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】え~、名前を出すことは控えさせて頂きます。個人名は控えさせて頂きますが、少なくない、い~、人数の方から、あ~、わざわざですね、え~、本人と、文書の発出者である理事長・学長が、まあ、この通知文を、お~、拙速すぎるほどの早さで出すというのは何か別の意図があったのではないかと。そういったことを他の方から、あの~、メール、電話等でご指摘を受けました。通常ですね、こういった大学で、役所で、出すというのは、あの~、多少時間がかかるものだと思いますが、あの~、驚くほど早くて、出されましたので、発出されましたので、全職員に、あの~、そういったご指摘を多くの周囲の方から頂いていたところでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】いや・・、それは一刻も早くですね、学内に、混乱をおさめるために出されたということだと思いますし、「市に配慮した」ということがですね、いろんな人から言われたからですね、24日にそのことを申し入れをしたというようなお話でしたけども、市長ご自身も「市に配慮をした」あるいは「林市長に忖度した」と思ったということでよろしいでしょうか。

*7月24日 面談記録(資料3)には「上司である林市長を忖度し、対立候補の活動を妨害するものだ」「林市長の指示と捉えられる部分があった」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】そちらの部分については、当時、そのような発言をした・・、ことについては・・、記憶には無いです。

【小粥委員(民主フォーラム)】この24日の面談記録の内容は事実であるということを何度かこの委員会の中でもお話を伺っています。だけれど、市長としては当時そういう発言をした覚えはないということでしょうか。

【説明員 山中市長】先ほどの繰り返しになりますが、面談記録はあくまで同席者のメモだと認識しておりますので、あの~、一字一句その通り、私が申し上げた議事録、そういった表現の正確さが求められるものではないと思ってます。

【小粥委員(民主フォーラム)】理事長に伺います。この件について面談された時、山中元教授から「林市長に忖度した」あるいは「市に配慮した」という発言はあったんでしょうか。

【参考人 小山内理事長】当日は私ともう1人とでお伺いをして、で、もう1人の方で議事録をとって頂いていました。おおむねそのような内容だったと認識をしております。

*直前に山中市長が「同席者のメモ」と表現した面談記録をあえて「議事録」と表現している

【小粥委員(民主フォーラム)】それもまたちょっと、受け側と発出側に齟齬があるのですが、何れにせよですね、林市長に関しては出馬表明したのが7月15日くらいですから、6月16日の段階で林市長に忖度するという意味がよく分かりません。当時は、自民党さんが誰を出すかで色々揉めていたと思いますけど、小此木さんなど様々な名前が出ていた段階で林市長に対して何らか忖度する必要性も特に無いですね。ただ、24日に6月16日の文書があたかも林市長に忖度をされた、あるいは林市長の指示でこういう文書を出しただろうと抗議をしている面談記録が残されているわけですね。だから、受け側としてはそういうふうに受け取ったし、どなたかはそういう話をしたんでしょうし、メインスピーカーは当時の山中 元教授だったというのは先ほど、議員の先生方もおっしゃってました。それを受けて改めて山中市長、どのようにお感じでしょうか。

(山中市長、挙手をして発言を始めるまでに15秒以上もかかる。長い沈黙の間、記者のタイピング音だけが鳴り響いている。)

【説明員 山中市長】えっとー、前市長に忖度をしたとか、そういったことを・・、申し上げた、ことは、記憶に、ございません。で~、しかしながら、え~、一教員がですね、6月当時、一教員が、市長選の候補者に名前が出たことに対して、本人の確認をとらずに、しかも新聞ですから、新聞の、あの~、前打ちというか、あの~、早く出した記事ですから。本人の確認をとらないと。しかしながら一方で、数時間後には、そういった反応をすること自体、理事長や学長の判断だけですることなのかというようなご意見を、周囲の方のご意見をですね、あの~、7月に頂いたんですね。で~、まあ、そういった、(ため息)、周囲の方の雰囲気をですね、お~、お伝え~、した~、可能性はあります。

*山中市長は「林市長を忖度」等の発言について「記憶に無い」と繰り返していたが、「雰囲気を伝えた」という言い回しで初めて発言を認めた。

【小粥委員(民主フォーラム)】林市長のこととはちょっと違うかなとは思いますけど、本人に確認をとらず、理事長・学長の判断で出すべきではないということをおっしゃられてるんですが、16日の朝刊で大きく報道された時に、それをいつご覧になられたかは分かりませんが、本人の話ですから、当日ご覧になったんじゃないかと思います。あるいはもう事前にマスコミとかですね、関係者の方から「いついつに新聞に出ますよ」という話を含めて、いろんな情報が入っていたと思います。で、16日に大きく報道された時に学内で混乱が発生されるという思いには至らなかったんでしょうか。もし、これは学内で色々と混乱するという思いがあったのであれば、文書が発出されたのは11時何分ですから、ご自身から朝刊の記事に対して大学側に説明するとか、あるいはこの記事はこういうことですとか。行動をなぜとらなかったのか伺いたいです。

*最初の文書が横浜市大からメール送信されたのは6月16日11:15

【説明員 山中市長】えっと~、記事を見たのがですね、え~、まあ、当日でございます。何時頃に見たかっていうのは、あの~、記憶に~、(消え入りそうな声で)ありません。それよりも前に、あの~、え~、そのメールをですね、教職員に対するメール・・、まあ、う~、同じ・・、同時、同時期くらいですかね、同じ時刻帯くらいだったかもしれませんが、その前後で、あの~、メールを~、(消え入りそうな声で)受け取っております。そうですね、えっと~、メールを、お~、受け~取り~、まあ、ほぼその前後で、え~、ちょっと前くらいでしたかね、新聞の・・、(こめかみを左手で押さえ、思い出す素ぶりを見せながら)ちょっとすいません、記憶が曖昧なんですが。あの~、まあ、少なくとも当日中に、え~、メールを、お、お~~、受け取り、また~、(深いため息)、新聞記事を目にしてます。

*新聞記事とメールを確認した時間の前後関係について、この答弁だけで二転三転している(記憶にない→同じ時刻くらい→新聞のちょっと前くらいにメール)

【説明員 山中市長】で、え~、その~、その翌日にですね、あの~、理事長に・・、ご連絡を・・、差し上げ・・、ました。で~、そこに到るまでも、やはり正式に・・、立候補が決まったわけではないので、え~、今から考えると、思い・・、悩んでいたと、思い~ます。しかしながら、あの~、これ以上長引かせると先生がおっしゃる通り、学内に混乱を招きかねないというふうに考えまして、翌日に理事長に対して、え~、(消え入りそうな声で)辞意・・、辞意を、あの~、辞職の、あの~、意思を伝えた・・、のが、翌日だったと思います。

*山中氏は9月17日の記者会見で「6月18日に辞意を伝えた」と述べており、6月17日(=メールや出馬報道の翌日)に理事長に連絡したという今回の回答と矛盾が生じている

【小粥委員(民主フォーラム)】時間的な話というよりは、事前にそういう話を大学側にしておかなかった理由は何ですかという話を聞きたかったんですが。理事長に伺います。事前に、しっかりと決まっていない状況ではあっても、もしかしたらそうなるかもしれません。学内の混乱をおさめるために、と事前にお話をしておきますけど、という話は理事長としては必要だったとお考えでしょうか。あるいは欲しかったと。それだから連絡をとったんだと思いますが。それは必要だったとお考えですか。

【参考人 小山内理事長】その間、大変お忙しかったということは伺っておりましたけども、一報頂ければ大変助かったという思いでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】まあ、普通はそうですよね・・。戻ります。「一部の教職員がこのメールを見て心を痛めている」と発言をしたとなっていますが、心を痛めていた一部の教職員は誰でしょうか。また、山中元教授が知る限り、何人くらいいらっしゃったんでしょうか。

【説明員 山中市長】個人名を出すことは控えさせて頂きますが、あの~、私には、あの~、事実と異なるのであれば、あの~、それは、あ~、管理者として、え~、極めて拙速な行為であるので、え~、山中の評判を落としかねないので、え~、撤回を申し出るべきという意見を、お~、多くの方から、(消え入りそうな声で)頂戴しました。

【小粥委員(民主フォーラム)】次に、「文書の内容について問い合わせのあった党の先生」というのは、どなたでしょうか。いつ、どのようなお問い合わせがあったんでしょうか。

*7月24日 面談記録(資料3)には「(自分から見せていないが)文書の内容について、党の先生方から問い合わせがあった」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】え~、個人名は控えさせて頂きますが、あ~、私を支援して下さった様々な、あ~、方々から、あ~、まあ、個人の名誉に関わる内容が含まれているので、え~、真偽を、山中に真偽を尋ねたいという問い合わせがあったということでございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】「理事長の耳に月曜の午後に立候補の話が入っていたはずだ」という話なんですけども、その日というのは連絡がとれなかった3日間の1日なんですよね。ですから立候補の話が入っていたとしても、ご自身を含めて連絡とれない日だったわけですよね。副学長からもコンタクトはしていたみたいですが、であれば1回でもコンタクトを試みる必要があったのかなと思います。このへんは先ほどお話があった通り、同じ答弁だと思いますから控えますけども。

*7月24日 面談記録(資料3)には「理事長には月曜日の午後には情報が入っていたはずだ。そこから1回でもコンタクトを試みていない」等の発言が記録されている

【小粥委員(民主フォーラム)】次に重要な点が、「市民にSNSやインターネットで不誠実を知ってもらう」という表現があるんですけども、その発言をした意図が何だったのか。また、理事長がその要求に応じてなかったら、具体的に何をしようとしていたのか市長に伺います。

*7月24日 面談記録(資料3)には「市民にSNSやインターネット場で理事長・学長の不誠実を知ってもらった方が良いとも考える」等の発言が記録されている

【説明員 山中市長】えっとー、私自身は、あの~、一方的にですね、誤った情報を3000人以上の教職員に流されたという事態がございましたので、え~、そのような発言を正確にしたかというのは記憶にありませんが、え~、とにかく、理事長・学長には重大性をしっかり認識してもらい、修正をしてほしいという趣旨で、え~、全て申し上げております。

【小粥委員(民主フォーラム)】重大性を訴えたということで、実際にやる意図はなかったということでしょうか。

【説明員 山中市長】そういった~、あ・・、(委員長の指名前に発言したため、挙手して正式に指名を受けた後に改めて)そういった発言をした記憶はございませんが、あ~、特に何かをするというようなことは、あ~、もちろん考えておりませんでした。

【小粥委員(民主フォーラム)】次に、「コンプライアンス違反で訴えて厳正に対処する」と書かれておりますが、この発言の意図はなんでしょうか。また、どの点がコンプライアンス違反だと考えたのか。また、もし理事長が要求に応えないということであれば、具体的に何をしようと思われていたんでしょうか。

【説明員 山中市長】あの~、私とずっと連絡がつかない~、というような誤った情報、あの、記事が出たのが、6月16日です。で、14日、15日は一切の新聞報道はありませんでしたので、え~、理事長がそういった兆候についてですね、あの~、耳に、どなたか、聞いておられたのかもしれませんが、あの~、私自身は、6月16日に出て、その後すぐに誤った情報がですね、あの~、一方的に全職員に送られたことに対して、私に対する誤解を与えたのではないかと。人間性に関する誤解を与えたのではないかというふうに考え、その趣旨を申し伝えました。

*出馬が新聞で報じられたのは山中市長の答弁の通り6月16日。しかし、6月14日にネットメディアのNEWS SOCRAは「横浜市長選 立憲・江田代行が強引擁立の候補が総スカン」と題した記事で山中竹春氏が野党統一候補に決まったと報じている。

【小粥委員(民主フォーラム)】同じように要求に応じていなければ、コンプライアンス違反で訴えたということですか。

【説明員 山中市長】え~、当時ですね、7月の中旬に~、理事長にご面会をして、お伝えをしたことは、あ~、とにかく真剣に、事の重大性を受け取って欲しいと。そうした趣旨を申し上げております。特に退職して、一私人、なんの~、まあ、どこどこ大学の山中とか、どこどこ企業の山中とか、そういったものが無い、何も無い、一私人の山中がですね、大学という大変大きな組織から、受けた、あ~、ことは、訴えられる場所は、そこしか・・、その面談の場しかございませんので、え~、とにかく真剣に私の思いを受け取って欲しいという趣旨で、え~、え~、申し上げておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】その趣旨を伝える時に、「SNSで不誠実を知ってもらう」「コンプライアンス違反で訴える」という言動は、一般的には名誉に対する、あるいは社会的地位に対して、そういった発言をするのは非常に強い圧力に伝わるはずなのですが、それに対しても前回の委員会の中で「どのように感じましたか」と小山内理事長に質問しましたけども、その時に「非常に厳しい発言」だと受け側は感じているわけです。そこは、こういう発言をするということは、どういう意図であったのかということはしっかり考えないといけなかったのかなと思います。

また、最後の部分に「市大として様々なことを内外に発信していく」というような一文を入れているんですが、それは7月24日に山中市長の方から要求した内容だったんでしょうか。

*7月26日 文書(資料2)の末尾には「山中先生におかれましては、これまで素晴らしい研究成果や学内のご実績により、横浜市立大学のプレゼンスを高めてくださりました。今後も感謝の意を伝えて参る所存です」という山中氏を賞賛する文言が追加されている

【説明員 山中市長】あの~、こちらから要請したことはありません。市大の方でのご判断だと思います。

*先ほど今野議員が同じ質問を小粥委員および横山委員から受けた際、それぞれ「市大として判断したこと」「市大が判断されて」とほぼ同じ言い回しで回答している。

【小粥委員(民主フォーラム)】完成した文書を今野先生を通じて事前に見せるように要求しているんですけども、要求した理由はなんでしょうか。また、実際に見せられて再度 修正は行ったのでしょうか。

*7月24日 面談記録(資料3)には「文書が完成したら、今野議員を通じて、事前に見えること」という発言が記録されている

【説明員 山中市長】え~、まあ、市大がですね、え~、最初のメールを6月16日に出されて、そこから1ヶ月が経ち、いろいろな、あ~、方から、あ~、ご心配を頂き、私の市大に対する信頼感は以前とは異なっておりました。で、え~、そのような状態の中、一度見せて頂いた7月21日付の文書はですね、え~、まあ、私の方から理事長にお伝えしきれてないということもあったのかと思いますが、あ~、私の意図するものではございませんでしたので、7月24日に、「こちらとしてはこういう趣旨です。ご理解ください」ということを再度説明しました。で、それがですね、え~、え~、本当にですね、その~、市大に対する、う~、信頼が以前とは異なっておりましたので、え~、反映されているかどうか確認する必要があると考えておりましたが、あの~、私自身は修正はしておりません。

【小粥委員(民主フォーラム)】先ほど今野議員が「同席をしていたことのみ」だったということなんですが、今野議員を通じて文書を要求するということは、やっぱり議員を通じてということになりますから、議員がしっかりと納得する内容をつくりなさいと受け止められてしまうんじゃないかなと思います。あとですね、当時は副学長という立場だったわけで、大学の自治という問題について、どのようにお考えになられたのかなと思います。政治家と一緒に様々な要求をすること自体、大学の自治を侵害するとは考えていなかったのか。一連の要求内容とか要求方法が市大に対する圧力と考えなかったのか。市長に伺います。

*これ以降、小粥委員は山中氏の当時の役職を「副学長」と誤って発言し続けるが、正しくは「学長補佐」。

【説明員 山中市長】私としては、あ~、私の、お~、名誉、事実と異なることを多くの方に、い~、思われたことに対する名誉の回復。で、それに対して、え~、手段がございませんでしたので、え~、身近におられる方に、い~、面会の場を、お~、持って頂いた。あの~、仲介をしてもらったということに過ぎません。あの~、特に、何か、あ~、圧力とか、そういった意識はございませんでした。

【小粥委員(民主フォーラム)】常任の審査の時ですね、理事長が「16日に発出した文書については山中 元教授を貶める意図は無かった」ということも答弁してます。で、それに対して山中さん自身が意思の疎通がなかなか行われなったんだろうなというふうにも思います。なぜ認識の相違があった時に、しっかりと連携をとって、その問題を解決しようとしなかったのかというのを非常に疑問に思うところです。で、やはり当時は教授という立場でしたから、当然、講義を受け持っている学生であるとか、共同研究者あるいはパートナー等に様々、ご心配をおかけするという可能性が高かったと思うんですけども、そういった方々にも連絡はしなかったということでしょうか。

【説明員 山中市長】あの~、まあ、学生、私の講義を受講している学部生や、あるいは大学院生、そして、一緒に研究をしてきた学内の研究者。その方々に対してですね、きちんと、自分から伝えるべきだったかもしれませんが、あの~、経緯を、お~、経緯をですね、まあ、初めての、なにぶんにも全てが初めてのことであり、(深いため息)、まあ、そのことに思いを巡らせる余裕が・・、(絞り出すような声で)無かった。ですので、事前に連絡できなかったというのが、私からの回答になります。

【小粥委員(民主フォーラム)】当時ですね、市長候補者ですから、自身の思いはあったにしても、様々な人が迷惑を被るかもしれない。そういうことに思いをはせることができなかったのかなというのが思いです。で、今、お話がありましたけども、今までの記者会見や一般質問の中では、「対応は悪くなかった」というような趣旨のご発言をされてますが、改めて本件に関して今、振り返る中で全く悪い点は無かったんだとお考えなのか。悪い点があったとしたら、どの点が悪かったのか。最後に市長に伺います。

【説明員 山中市長】まあ、現在の所感・・、を・・、お尋ね頂いたのかもしれませんが、えーっと、まあ、現在ですね、私は市長の職に就いてございます。しかしながら、あ~、申し入れをした7月当時はですね、私は一私人に過ぎません。何にもない、私人です。その個人がですね、大学という大変大きな組織のトップで、トップに、しかも、その~、トップの名前で全職員に発出されたメールに対して異議を求めること、ましてや訂正を求めることがどれだけ難しいと思ったかは、ご理解頂けないかと思い~ます。あの~、(深いため息)、現在ですね~、市長として今回の件を振り返るって言うのは、(ため息)、立場が異なるので、あの~、難しいのですが、あの~、今現在は、あの~、市民の皆様のためにしっかりと、(ため息)、働きたいという思いのみです。

*山中市長はこの場面に限らず、質問と噛み合わない内容を答弁する場合、同じ答弁内容を何度も繰り返す場合、わざわざ「てにをは」を修正するために言い直す場合、文節の途中で不自然に区切る場合などに視線を下に落とすことが多い。手元にカンペのような原稿を置いて、その文章を読み上げていたと推測される。

【小粥委員(民主フォーラム)】ありがとうございます。16日のメールで心を痛めたということだと思いますが、以前から小山内理事長はご心配をしていたと思います。ですから本来であれば、学内の混乱をおさめるということであれば、それ以前になんらかの報告を・・、(吹き出しながら)そんなに距離がある人なのかなとも思いますが、するべきだったのかなと思います。

次に、理事長、学長に対して伺いたいのですが、相原学長に伺いますが、面談記録の中で「理事長 学長が市に配慮したものと受け止めていた」とか「一部の教職員は心を痛めていた」とあるわけですが、学内でそのように受け止めていたという報告は受けていたでしょうか。

【参考人 相原学長】私の耳にはそのようなことは入っておりません

【小粥委員(民主フォーラム)】まあ・・、であれば、(吹き出しながら)なぜそのような話になっているのかというのが不思議ですけども。24日に要求されたことに対して、26日に文書を出すということになったわけですが、これ学長名を入れてくださいという話があったことについて、理事長とは相談したんでしょうか。あるいは学長名で文書を出すことに本当に問題だとお感じにならなかったんでしょうか。また、内容を十分に精査して、学長の名前を入れても良いんだという思いを持っておられたんでしょうか。

【参考人 相原学長】あの・・、最初に、先ほどもお話ありましたが、文書の訂正文でしたら、最初に出したものの名前が付くべきだろうと思います。で、こちらの意図しているところは、別に市長に配慮したとか、貶めるとかいうものではないにしろ、それ、それ・・、そのように誤解する人がいる場合に、訂正は、要するに誤解しないでくださいという訂正文は出す必要はあるかと思いましたので、そういう意味で、あの~、月曜日にですね、月曜の朝にちゃんと学内で幹部が集まって、その文章を確認して、これで出そうとなりました。以上です。

【小粥委員(民主フォーラム)】ということは、7月26日に出された文書の一番最後に書かれておりますけども、研究成果の内容とかプレゼンスについて、「学内外へ伝えて参る所存」というのも、学長もご了解の上で問題ないとして了承したということで間違いですか。

*7月26日 文書(資料2)の末尾には「山中先生におかれましては、これまで素晴らしい研究成果や学内のご実績により、横浜市立大学のプレゼンスを高めてくださりました。今後も感謝の意を伝えて参る所存です」という山中氏を賞賛する文言が追加されている

【参考人 相原学長】はい。あの~、今、立場がどうであれ、大学に貢献された、あの~、業績というのは確かなものなので、そこに対して、あの、我々が、あの、貶めるとかそういうことは無いので、そこは認めているという意味で書かれたものと理解しました。

【小粥委員(民主フォーラム)】次に小山内理事長に伺いますが、委員会の質疑でも「政治的な圧力とは感じていない」と答弁されてますけども、改めて、なぜ、では26日の文書を発出するに至ったのか。今までの質疑の中では「議員を連れて行けば面会ができると思った」あるいは「議員を連れて行けば文書を出してくれると思った」というような話もありましたけども、どのような理由で26日の文書を発出するに至ったのか改めて伺います。

【参考人 小山内理事長】これまでもお答えしましたけども、私自身は圧力というものではなくですね、え~、山中現市長がおっしゃる通りには、非常に文章の中で配慮に欠いたものがあったということで傷つけてしまったということに対して、その部分を訂正して、お詫びを申し上げる。で、当初の文書をご覧になった人 全員にお示しをするということで、26日に発出したものでございます。

*小山内理事長も山中市長と同様、この場面に限らず、同じ答弁内容を何度も繰り返す場合に視線を下に落とすことが多い。手元にカンペのような原稿を置いて、その文章を読み上げていたと推測される。

【小粥委員(民主フォーラム)】委員会の質疑の中で、「一連の要求に対して、非常に厳しいと受け止めた」という発言をされています。先ほどもお話させて頂いた、いろいろなSNSと、あるいはコンプライアンスの点だと思いますが、特にどのような要求に対して厳しいとお思いになったのでしょうか。

【参考人 小山内理事長】すでに7月24日、だいぶ前なので具体的なというところまでは申し上げにくいんですけども、全体の流れの中で、短時間の面会の時間でしたので、山中氏本人がおっしゃりたい主張を手短におっしゃられたという中で、非常に、あの、強い言い方もなさったんですけども、非常に、また、お悲しみだといいうことも分かりましたので、そのあたりで、お詫びの文書を出そうということで申し上げておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】質問は、「大変厳しい」と思いながら、受け止めた。「厳しい」と思った内容はなんですかと伺ってます。

【参考人 小山内理事長】すいません・・。え~、まあ、具体的にどの面がということではなく、全体の流れとして「厳しい」と感じたということを・・、まあ、印象でございました。

【小粥委員(民主フォーラム)】委員会の質疑で同様に「26日の文書について、今野議員も了承したので出させて頂いた」と答弁なさってますが、今野議員の了承が必要だったということでしょうか。

【参考人 小山内理事長】24日にお会いした時に「今野議員を通じて文書をお出しする」または「連絡を頂く」というやり取りがございましたので、その内容でございました。

【小粥委員(民主フォーラム)】委員会の中でコンプライアンスの観点はどうだったのかなということで、「弁護士によるリーガルチェックを行った」という答弁をされていますが、いつ、どのような形でリーガルチェックをされたのか。どういった内容についてチェックをされたのか伺います。

【参考人 小山内理事長】26日に発出した文書についてですね、横浜市立大学でお世話になっているコンプライアンスの専門家の弁護士の方にチェックを頂きました。で、あの~、特段の問題は無いというふうに言われておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】先ほどから伺っているとですね、山中元教授は理事長・学長からの連絡が欲しかった。当時は自分の方からは憚られたというお話。ただ、理事長としては「しっかりと連絡をして欲しかった」ということもおっしゃられてます。で、学外でのコミュニケーションとして本当に十分だったのかなと思うんですが、副学長とか、そういうお立場にいたので、日常的に連絡はとってないんですか。コミュニケーションは十分だったとお感じでしょうか。

*小粥委員は山中氏の当時の役職を「副学長」と誤って発言し続けているが、正しくは「学長補佐」。

【参考人 小山内理事長】私どもの執務室は、私の部屋と学長の部屋と副学長の部屋と結構近くてですね、わりとコミュニケーションとりやすいという位置関係でございますが、定期的にだけではなく、何かあれば情報交換できるような状況ですので、そのように努めておりますし、今後もそのようにしていくつもりであります。

【参考人 相原学長】山中氏は当時は副学長ではなく、学長補佐です。学長補佐室というのはありません。学長補佐というのは教員であって、教育、研究、地域貢献、いろんなことをやらなければいけない。それが本務です。それで、学長補佐の仕事は必要に応じて、学長室に来るなり、メールで相談するなり、やっておりました。

【小粥委員(民主フォーラム)】失礼しました。副学長ではなく学長補佐ということ。ただ、副学長にしっかりと連絡をとって下さいという話をしたにもかかわらず、現実的に連絡とれなかったわけですよね。で、そのことについて本当に指示した内容が副学長経由で伝わっていたかというと伝わっていなかったわけだし、であれば、誰が実際にコンタクトをとって、本人の意思を確認すべきだったのかということが、しっかり学内で認識をされていたのかという点は私としてはどうだったのかなと感じたということですので。

長くなってしまったので最後にしますけど、これ、あまり関係ないのかもしれないですけど、当時は学長補佐、データサイエンス研究科長という立場でした。突然の辞任でですね、学内にかなり影響があったのではないかとお察しします。それに対して、どのように対応したのかという話と、今、漏れ聞くところによるとデータサイエンス研究科、データサイエンス学部というのは非常にお辞めになられる方とか、結構 色々混乱されているという話を漏れ聞くんですが、データサイエンス学部の今の状況、お辞めになられた後の対応と今の状況について学長に伺います。

【参考人 相原学長】あの~、山中氏は・・、当時、データサイエンス学部ではございません。医学部でございます。医学部の教授であって、データサイエンス研究科のヘルスデータサイエンスの研究科長でございます。ですからデータサイエンスの中の混乱とか人が辞めていくとかいうことに・・、まあ、実際、そんな混乱が起こっていると私は申しませんけども、そういうことに関して、関与する立場ではございません。で、ヘルスデータサイエンス自体は、辞めていく人とか、そういう問題があったとか、そういうことは認識しておりません。もちろん、ある程度の異動は教員ですからございます。

【小粥委員(民主フォーラム)】ありがとうございました。やっぱりですね、大学の自治の侵害と思いたくないんですけども、様々な要求に対して、26日に発出された文書が本当に正しかったのか、本当に必要だったのかということは改めて考えざるを得ないかなと思います。結論は先だと思いますが、私の方からは、すいません、長くなりまして、以上と致します。

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鈴木委員(自民)の質疑

*鈴木委員(自民)の質疑 約15分は割愛。本題である横浜市立大学への不当圧力について新たな情報は特に得られないため。

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横山委員(自民)の質疑

*横山委員(自民)の質疑 約39分のうち、前半 約15分は割愛。これまでの質疑と重複が多いため。連絡がつかなった時期の真偽を確かめるために大学側に資料要求した講義記録を提示する箇所から文字起こしを始める

【横山委員(自民)】山中市長が深い悲しみを持たれたというのは、主張が事実であるならば、私は深い悲しみがあるのも止むを得ないことだし、私もそのように思います。しかしながら、これほど食い違ってくるとですね、一体どっちが正しいのかという疑問が湧いてきます。この間、連絡がつかなかったということに関して、実は私、大学に資料要求をしました。で、資料要求の内容は、10月20日に、山中教授の講義・ゼミの開講状況について、6月10日から16日までの間、6日間について資料をお願いしました。そうしたところ、当時、山中教授は3コマの講義とゼミをお持ちでいらしてて、2つについてはリモートで講義をしていると。6月14日と15日にリモートで講義していると。で、もう一つのゼミについては6月15日に、同じ週の別の時間で、同専攻の別の教員が対応されている。こういう趣旨の資料が出てまいりました。しかし、実はそれは事実ではなかったんですね。実際、6月14日と15日のリモートでの講義は、山中教授ではなくて、代行の方がやられてたんじゃないですか。

【説明員 山中市長】え~っと、まずですね、え~、4月、5月に関しては、新年度は私自身の方でも講義をしておりましたし、6月に関しては、あ~、一部、代行の、先生に、い~、任せておりました。あの、私が資料を準備した上で、え~、講義を喋ることに関しては、あ~、代行の先生にお願いしていた回がございます。どの回にやって、どの回に私が自ら喋り、どの回に、い~、私が用意した資料を代行の先生に喋ってもらったかについては、あの~、5ヶ月前ですか、まあ、6ヶ月前ですか、ということもありますので、え~、詳細には記憶はしておりません

【横山委員(自民)】山中教授と大学が本当に連絡がとれてなかったのか、あるいはとれていたのか。本件について重要なところだと思います。もし、ついていたにもかかわらず、「連絡がとれませんでした」と大学がメールを送っていたのであれば、これは山中元教授に同情する気持ちが私にもあります。しかし、とれていなかったのであれば、これは大学側の内容は正しいのではと思うんですけども、今回、私が改めて大学側に、4月から6月までの山中元教授が主任教授となっている講義・ゼミの一覧を出してくださいというふうにお願いしたところ、出て参りました。(理事長・学長の方を見ながら)市大は前後期ですかね?2学期制ですか?

【参考人 相原学長】はい。そうです。

【横山委員(自民)】ということは前期のセメスターの開講状況をご連絡頂いたと思うんですが、6月8日までの講義については山中教授が実施していた。これ、全て遠隔です。しかしながら、それ以外のものについては代行の教員が担当していたということです。で、さらに申し上げるとゼミについては複数の教員が担当していたので、全て山中教授以外の教員が担当していたと。こういうふうな回答がありました。しかし、6月8日まで本当に山中教授がご自身で開講されていたのかどうかは、大学側も実は分からないんですね。なぜ分からないかというと、調べようがないということでありました。遠隔の授業ですからログインIDから、山中教授が開講していたのではないかというふうに回答があったのですが、実は代行されている6月14日以降も同じログインIDで開講しているんですね。そのIDだけではですね、山中教授がやられていたのかどうかは分かりません。このセメスターが始まってから6月8日まで全ての講義を山中教授が担当されてたんですか。

*横山委員が「ログインID」と表現しているのは、zoomのミーティングIDだと推測される。zoomの仕様上、「ホストより前の参加を有効にする」という設定をオンにすれば、ミーティングIDを発行したホスト権限を有するユーザ(=山中教授)が参加しなくても、ホスト権限を持たないユーザ(=代行教員や学生)だけでzoomミーティングを開始することは可能

【説明員 山中市長】全ての回数か、は~、あ~、記憶に・・、え~、全て記憶・・、記憶にございませんが、ほぼほぼ実施しておりました、私の方で

【横山委員(自民)】ただ、6月8日以降については代行の先生にやって頂いたと。こういうことですね。

【説明員 山中市長】6月につきましては先ほど申し上げました通り、い~、私が実施できる範囲で実施しましたし、え~、代行の教授にですね、代替の、お~、講義を依頼することもございました。

*「6月8日以降」について質問されているのに、山中市長は「6月」にすり替えて回答

【横山委員(自民)】この6月8日以降で、特に私が前に資料要求をした10日からのものについても、同じ状況が言えると思うんですけども、実際に山中教授の開講内ですね。改めて市長に伺いたいんですが、この間、大学にもですね、選挙に出るのかどうなのかという問い合わせがやっぱり多かったんじゃないかと思います。で、大学としても教授との連絡がとれない以上、答えようがない時期が続いていたと思うんですが、最後の山中教授が講義をされたのは6月8日ですかね。8日の講義ですけども、これ以降、最後に大学の学長、理事長、あるいは副学長とコンタクトをとられたのはいつですか。

【説明員 山中市長】最後に~、コンタクトをとりましたのは、えっとー、理事長に対して、え~、辞職の旨をお伝えして、え、時でございます。

*「連絡がとれなくなる前の最後のコンタクトの時期」を質問されているのに、山中市長は「連絡がついた後」にすり替えて回答

【横山委員(自民)】それは具体的に言うと、何日ですか。16日ですか、17日ですか。

【説明員 山中市長】6月17日になると・・、あ、すいません。(委員長の指名前に発言したため、挙手して正式に指名を受けた後に改めて)6月17日になるかと思います。

【横山委員(自民)】ということはですね、少なくとも6月8日から17日までは大学の関係者とコンタクトをとってないということでよろしいですね。

【説明員 山中市長】そういった・・、え~っとですね、え~、うっ、その時期~がですね~、え~、まあ、先ほど申し上げました通り、まあ、出馬について様々な、あ~、葛藤をしていた時期でございます。あの~、まあ、結果的にですね、あの~、電話を~、受けたり~、メールを、見たりする余裕も、ほとんど、ございませんでした。しかしながら、あ~、まあ、連絡を全くとっていなかったか、あ~、というと、お~、そんなことは、あ~、ないかと思うのですが、あの~、少なくとも通常よりはかなり多忙な時期であったと承知しております。

【横山委員(自民)】まあ、ちょっと苦しいですね。連絡をとったのか、とってないのか。どっちですか。ご自身からとったかどうかを聞いています。

【説明員 山中市長】え~、いくつかの講義をやって頂いている先生に対して、え~、あの~、例えばショートメール等で連絡をするということは、あ~、あったかと、あったかと思います。

*一連の質問は「理事長、学長、副学長に対するコンタクト」を問われているのに、山中市長は「代行の先生」にすり替えて回答

【横山委員(自民)】ということは、大学の理事長だったり、学長だったり、副学長だったり、事務局長だったり、そういった主要な方々とご自身の出馬についての話は一切されてないということですよね。

【説明員 山中市長】6月の、お~、中旬に、出馬が、を~、決意しまして、え~、そこから直ちに~、ご報告を~、理事長にご報告を致しました。

*一連の質問は「6月8日から17日までの連絡の有無」を問われているのに、山中市長は「6月17日の理事長への退職連絡」にすり替えて回答

【横山委員(自民)】わかりました。ということは、この間、連絡はとってないんじゃないかという印象を私は持ちました。

で、そこで7月26日のメール文書に戻りますけども、最後の段落ですよね、最後から2つ目、「山中先生には大切な時期に大変ご迷惑をおかけしました」と。こういうふうにあります。で、これは前回の委員会で私、きつく理事長に申し上げました。この「大切な時期」というのは、まさに選挙を控えた大切な時期ということでありまして、第1回目の文書、6月16日に、まさに公正公平、中立な立場で送られた文書からはかなり踏み込んだ文書が発出されております。さらに申し上げれば、最後のところ、「素晴らしい研究成果や学内の実績により、横浜市大のプレゼンスを高めてくださりました。今後も感謝の意を学内外へ伝えて参る所存です」という記載が出ているわけであります。で、この2つの記載については、前の面会、7月24日に市長から理事長にこの内容を加えるようにとお話になってるんですか。

【説明員 山中市長】そういった事実はございません。

【横山委員(自民)】理事長、いかがですか。

【参考人 小山内理事長】この文書につきましては、今野議員を通じて了解を頂いたということでありますが、え~、文書の案については市大の方で考えたものであります。

【横山委員(自民)】いや、理事長、それ前回の委員会の答弁と違いますよ。前回は「この24日の面談で先方から言われたから入れた」と、あなたハッキリ答えてますよ。議事録出しますよ。

【参考人 小山内理事長】大変、失礼致しました。あの~、先方からは、このような内容を、あの、盛り込んでほしいという希望・・、希望的なことはおっしゃりましたが、それに踏まえて市大の方で文案をつくったということでございます。

【横山委員(自民)】重ねて申し上げますが、これ大学の自治に関わる問題ですから、あまり市長に忖度された答弁されると、委員会の判断、誤りますので、ハッキリ答弁して頂きたいと思います。よろしくお願いします。で、最後のところですけども、「素晴らしい研究成果や学内でのご実績」とありますけども、学長に伺いたいと思いますが、山中教授の素晴らしい研究成果や学内での実績をあえて一つ挙げるとすれば何になりますか。

【参考人 相原学長】コロナウイルス に対する中和抗体の疫学的調査だと思います。

【横山委員(自民)】それは医学者として大変評価すべき研究成果だとおっしゃってますか。

【参考人 相原学長】はい。そのように思います。(委員長の指名前に発言したため、挙手して正式に指名を受けた後に改めて)すいません。はい。そのように思ってます。

【横山委員(自民)】この中和抗体について私のところにも、様々な視点からこの研究についてのご意見を頂いております。学長として、医学者として、この中和抗体の研究について、素晴らしい研究成果であるとおっしゃってるんであれば、私、受け止めたいと思います。

で、今回、一連、市長が感じてらっしゃる悲しみということを考えると、市長がおっしゃっていることが事実だとすれば私も理解できるわけですが、今回、色々な質疑の中で大学側が感じている、あるいは大学側からの発言と食い違いがどうしても出てきているんですね。で。これははるか昔の話、まあ、半年前の話と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、やはりこれほど食い違うというのは私はちょっとおかしいんじゃないかというふうに思っております。で、市長に伺いたいですけども、当時は山中元教授でありました。しかし、今は大学の設置者の長である横浜市長であります。一連の大学のコンプライアンスを考えた時に、大学のとった判断、2つのメール発信、これは適切であったと思いますか。

【説明員 山中市長】私は現在、市長の職にございますが、当時のことを市長の立場から、あ~、振り返って、あの~、妥当かどうかお尋ねになられているんでしょうか。今現在、え~、市長として、え~、どう思うかについてお尋ねになられてるんでしょうか。すいません。ちょっと教えていただけますか。

【横山委員(自民)】当時、市長は教授あるいは元教授の立場だったと思いますが、今は大学の設置者である横浜市の市長としてですね、ご自身のことではありますけども、過去の経緯を振り返った時に、大学のとった行動はコンプライアンス上、正しい行動であったと思われますか。

【説明員 山中市長】あの~、私が、一私人・・、私人であった時の、お~、ことに関する請願書に関する委員会だと承知しておりますので、今、あ~、市長として、え~、市大のコンプライアンス、ガバナンス等を申し上げるべきではないかと考えております。

【横山委員(自民)】いや、これ、大切なことなんですね。市長ご自身の問題が今、請願で挙がってきているわけですけども、ご自身は今、横浜市長ですから。この過去のことに対して、過去の大学のとった行動に対して、今、横浜市長としてのご自身として、どう評価してますか、ということを伺ってます。

【説明員 山中市長】あの~、私がですね、え~、まあ、横浜市大の教授職として6月に在籍しておりました。そこで発出したメールに対して、え~、7月、う~、一私人である時に、い~、申し入れをしました。で~、その後ですね~、私が横浜市長に~、就任致しました。ですので、え~、その市長という職と、え~、7月のことを結びつけられ・・、つけられるように受け取られがちなんですが、あ~、あくまで私は私人です。で、その私が、あ~、何度も申し上げますが、理事長や学長名で出されたメールに対して、え~、ご意見を申し上げること、あるいは訂正を申し上げることは非常に難しいことなんです。組織の、お~、体裁を考えますと。ですので、今回ですね、市長としまして、え~、その~、7月の件を振り返ることは立場が異なる、う~、異なりますので、お答えすることは~、できません。しかしながら、今は市民の皆様のためにしっかりと働いて参りたいと思っております。

【横山委員(自民)】市長はこの間、一個人として、大学から事実と異なる内容のメールを3000人に発せられてしまったと。そういうお立場にあるわけですよね。ご自身の考えている状況として。で、しかしながら、それを一個人として訂正する術が無く、お知り合いであった2人の市会議員にお願いをして、面会の機会を持ってもらったと。で、2通目のメールが発せられたと。こうなるわけですね。で、これね、今の市長として、例えば公益通報であったり、あるいは事実と異なることを大学がやった場合、どこかに訴え出られるような仕組みが必要だと思いませんか。

【説明員 山中市長】すいません。あの~、現在の市大の、お~、ありかた~、ガバナンス~、コンプライアンスをどう守るかに関しては、あの、今回の請願書の審査、あの~、範囲、外だと思いますので、現在の市長として、え~、お答えは、現在の市大の体制に対してのお答えは差し控えさせて頂きます。

【横山委員(自民)】委員長、ぜひご注意をお願いしたいんですが。今日、参考人として市長、ご出席されているわけではなくて、説明員として出席しているわけですからね。しっかりと説明して頂きたいと思いますけども。ご注意をお願いしたいと思います。

【草間 委員長(自民)】はい。横山委員のおっしゃる通り、今日は山中竹春さん個人ではなくて、あくまで説明員の山中市長としてお迎えをさせて頂いてますので、その点、ご配慮をお願いしたいと思います。

【説明員 山中市長】え~、まあ、市大の、お~、まあ、ガバ、ガバナンス~、コンプライアンス~、等に関しては、あ~、まだですね~、え~~、まあ、3ヶ月半経ちましたが、今後ですね、え~、市大の、お~、状況を見て、え~、まあ、市大に限らず、う~、様々な市が、あ~、預かっている、う~、組織のガバナンスに関しては市長として、え~、適切に対応しなければいけないと考えています。

【横山委員(自民)】冒頭、私、市長にですね、「いつ頃、市長選挙のお誘いがありましたか」と伺いましたが、4月の半ばくらいだったと。4月の半ばから、表明される6月16日まで2ヶ月以上あったかと思いますけども、その間、初めてのことですから、当然、色々なことをお悩みになったり、場合によっては相談したいけれども相談相手がいないであるとか、非常に悶々とした日々を送っておられたんじゃないかと思っております。しかしながら、先ほど学長がお話になった通り、中和抗体の発表は5月の連休明けですよね。そういう非常に良いタイミングの中で中和抗体が注目され、そして立候補に繋げると。こういう流れがあったんではないかと思います。

で、最後に私、伺いたいんですが、就任以降、市長選挙の最中もそうだったんですが、様々な問題が出てました。その中の一つで経歴の問題といういのが、私、どうしても引っかかる問題で、私、この問題を早く解決して頂きたいと思っています。一番手っ取り早いのは、英文の経歴書をお出しになるのが一番手っ取り早い話だと思います。この間の市長のスケジュールを見てみるとですね、在京の外交団との面会も多く設定されているようなので、当然、英文の経歴書をお作りになっていると私は思っておりますけど、いかがですか。

【説明員 山中市長】英文の経歴書はですね、え~、まだ~、作成しておりません

【横山委員(自民)】いつ頃、作成されるんですか。

【説明員 山中市長】あの~、正式な職名等に関して、先生がおっしゃるような、あの~、お~、あの~、まあ、ことがあってはいけませんので、すなわち混乱があってはいけませんので、え~、大学や、あ~、NIHに関して、え~、え~、あの~、照会をしているところでございます。

【横山委員(自民)】照会の所要はどれくらいかかるんですか。

【説明員 山中市長】え~と~、NIHに関しては、あ~、来ました。で~、え~と~、他の組織に関しては、まだ問い合わせ中のところもございます。

【横山委員(自民)】ということは、それが到着次第、英語の経歴者についてはお作りになると、こういう理解でよろしいですか。

【説明員 山中市長】おっしゃる通りです。あの~、早めに作りたいと考えています。

【横山委員(自民)】市長ご自身の立場を考えても、早くこれを出された方がこの問題の解決に繋がると思いますので、早急に作って頂いて、私も資料要求しておりますから、早急に出して頂きたいと思いますが、よろしくお願いします。

【説明員 山中市長】えっとー、NIHにつきましては、あの~、2002年の7月から、あ~、2004年の6月まで、え~、ビジティングフェローであるというような回答を頂いております。

山中市長がNIHの英語名の役職に言及するのは、これが初めて。これまで記者会見や市議会で繰り返し質問されても、頑なに回答を拒んでいた。山中市長はリサーチマップや講演会のプロフィールなどにはるかに格上の役職であるリサーチフェローと明記してきたため、ビジティングフェローと認めることは経歴詐称を自白したに等しい行為

【横山委員(自民)】(驚いた様子で)あの~、唐突におっしゃったので、ちょっと頭が働きませんが、だとしたら、もっと早く おっしゃっていたら良かったんじゃないですか。

【説明員 山中市長】すいません。あの~、NIHもですね~、当時~の記録~が、まあ、20年前ということもあり、少し、missing、え~と~、欠けていた部分もありまして、その後、あの~、元の上司らにもコンタクトをしまして、で、あの~、NIHの方から、あの~、電子証明書付きの証明書を頂いたところでございます。

【横山委員(自民)】いろんな部分で、年数が違っていたりとかですね、ポジションのタイトル名が変わっていたりとか、色々とあるので、一度ちゃんと整理をして出してください。

【説明員 山中市長】あの~、出所不明の~、お~、ものがですね、まあ、履歴書等が出回っていたり、あの~、少し、私が作成したものではないものが、あ~、出回っていたり、い~、しているということもあるようなのですが、先生がおっしゃる通り、お~、まあ、経歴に関しては学歴、職歴、い~、重要でございますので、しっかり(笑いながら)一字一句間違いがないようにしたいと考えております。

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福島副委員長(公明)の質疑

*福島 副委員長(公明)の質疑 約5分は割愛。本題である横浜市立大学への不当圧力について新たな情報は特に得られないため。

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有村副委員長(立憲)の質疑

【有村 副委員長(立憲)】今日のこの場はですね、もともとは請願の審査であって、請願自体は不当な圧力があったと仮に前提として、それを正してほしいというものであって、その件については前回、確認が済んでいて、圧力は無かったということは確認できているんですけども、その上で、今日はこの場では、名誉回復のために市長がですね、過剰な要求をしたかどうか。こういったことについてのやり取りになっていると理解しておりまして、それに対して市長は誠意を持ってお答えになっていると私は感じております。その上で一つだけ小山内さんに確認しておきたいんですけども、前回の議事録を拝見しますと、「研究で連携したりとか、それから学内・学外の共同研究のパートナーがいらっしゃって、そういった方が今後どうしたらいいのか不安になられている」と、そういった趣旨のご発言をされてますけども、不安になられているという理由は、一緒にパートナーして業務をやっていて、そこに穴が空いて業務が滞ってしまうとか、そういった実務についての不安に思っていることなのか、それとも市長選に出られたということに対しての不安なのか。これ、どちらの方を指しているものなのでしょうか。

【参考人 小山内理事長】不安に思われているって言うのは、今後、共同研究をどう続けていこうかという観点からのみで、それ以外のことは特にありません。

【有村 副委員長(立憲)】そうするとですね、16日のこの発出された文書の真ん中あたりにですね、「皆様もたいへん驚かれ、また、動揺されている方も多い」というのは、この動揺しているのは、同じく、居なくなることに対してなのか、市長選に出たことに対してなのか。こちらはどちらの意味合いなんでしょうか。

【参考人 小山内理事長】16日の時点では、新聞報道のみの件でありましたけども、あの、え~、山中教授が居なくなられて、今後どういうふうにしていったらいいかという事ですとか。また、もし立候補されるとなると、自分たちがどのようなスタンスで、あの、例えばですね、応援して良いのか、いけないのか。学内で、このような、例えば学生に対して講義をする時に話題にして良いのかとか、どのようなスタンスかハッキリ分からないので、え~、そこらへんをハッキリしてほしいというお問い合わせに対する動揺と思ってました。

【有村 副委員長(立憲)】ということは、この文書で動揺されている方というのは、両方含んでいるという意味でございますか。

【参考人 小山内理事長】主に学内の職員と思ってましたけども、一部、山中・・、当時の教授は非常に、研究活動を盛んに行われて実績も挙げられていたので、パートナーもたくさんいらっしゃっただろうということを述べさせて頂いたと思います。

【有村 副委員長(立憲)】私がお聞きしたのは、学内、学外のことをお聞きしたんじゃなくて、居なくなることに対しての動揺なのか、市長選挙に出られる報道を受けての動揺なのか。どちらのことを指してるんですかという問いです。

【参考人 相原学長】一緒にその文面を作らせて頂いた者としてお答えしますと、両方でございます。当然、研究、講義に対する将来の不安もありますし、あの、理事長が今 申し上げましたように、あの、どうやってお付き合いをしていくかという点は、当然、不安に思うと思います。以上です。

【有村 副委員長(立憲)】両方であれば、たらればですけども、この文書についても両方にお応えしていく必要があるのではなかったと思っていて、要するに組織としてしっかり穴が空いた分はカバーしていきますというようなことで安心してもらうメッセージの伝え方もあったのかなと思うんですね、あとは市長選に出たことに対して、なぜ動揺するんだろうと私 思ってまして。私の感覚ですと、山中さんに対して当時、好意的に思っていれば、驚きはするけども、動揺はせずに「いや、頑張ってくれ」と、どちらかというと期待の気持ちの方が強くなるのかなと思うんですね。そのへん、市長本人は当時、そういった動揺されている方が多かったのか。どういった印象で受け止めていらっしゃいましたか。

(後方で傍聴している委員外の市議もさすがに首を傾げながら質問を聞いている)

【説明員 山中市長】私が大学の内部で、どう、あの~、いうふうなですね、あの~、反応になっているのかっていうのは、申し訳ありませんが分かりかねます。

【有村 副委員長(立憲)】で、一般論ですけども、あまり快く思っていなければ、「どうするんだ」と動揺するし、積極的に好意的に思っていれば、動揺はしないのかなと。動揺されている方も多いと、限定したこともちょっと中立性に欠けているのかなというふうにやはり思わざるを得ないと思うんです。で、そういった状況からすると、やはり中立的に情報発信してくれということを求めるのは妥当であると思いますし、過剰な要求ではないと私は感じています。以上です。

(有村副委員長は質問を終えていたが、小山内理事長が自ら挙手して発言を求める)

【参考人 小山内理事長】動揺するという意味でですね、こちらとしてお声を聞いて対応しようと思ってましたのは、先ほども申し上げましたけども、地方独立行政法人の非公務員の職員として、どのような対応をすれば良いのかが前例がほとんど無かったので分からないという声がありました。で、あの~、公職選挙法の137条では教員はですね、学内で学生に対して個人を応援してはいけないという非常に厳しい指定がございまして、それに触れてしまうと懲戒処分になってしまうとかですね。そういったこともあるという情報提供をしつつも、個人の政治的な活動や応援については制約は無いということで、非公務員型で労働基準法でも保障されているので、そのあたりは応援してはいけないということは全く無いという意味合いを含めて、情報提供に努めておりましたので、どっちのスタンスにつけば良いのか不明確だったことを明確にお示ししたということでございます。

【有村 副委員長(立憲)】ありがとうございます。ご説明頂いて・・。であれば、「組織として関与することはない」という表現ではなくて、もうちょっと丁寧にね・・。そういったことを伝えていくべきだったかと思いますので、いずれにしても最初の文書は誤解を招く表現であったと私としては印象を捉えています。以上です。

***

荒木委員(共産)の質疑

【荒木委員(共産)】ずっとこの間、やり取りを聞かせて頂いて、一番引っかかったのは、小山内理事長がおっしゃったことで、その独立行政法人であっても、選挙権・被選挙権は認められていて、憲法上でも立候補することは自由なはずですよね。だから、最初の文書を出したことの影響っていうのは市大側は全然考えられてなかったんでしょうか。

【参考人 小山内理事長】6月16日の、あの、「法人としては選挙活動及び政治活動へ関与することはありません」という文章についてということですか? 本当に、言葉が足りないとお感じなっているということで申し訳ないですけれども、法人の経営陣としては政治活動に関与することはないという意味もございましたし、また、一般の教職員の方については、学内での活動については気をつけて頂きたいと申したかったということです。

【荒木委員(共産)】いや、そうじゃなくて、この中の新聞報道について書いてるんですけども、新聞報道が事実かどうか分からない時点で発出しているわけですよね。で、本人が立候補表明も何もしてないわけですから、それを市大が先取りして、立候補する自由も、憲法で守られている被選挙権のことも分かっていながら、今の公職選挙法のことに触れる恐れがあったと知りつつ、この文書を出されて受け止めた教職員は逆にビックリしたんじゃないかと思うんですよね。むしろ、その事実が判明した上で出すという議論はされなかったんですか。大学の自治側として。

【参考人 小山内理事長】なるべく事実ということで、ご本人に確認をとりたかったというのが事実でございます。あの、残念ながら、十分な確認がとれていなかったということですけども、新聞報道でかなり大きく報道されてましたので、発出することに致しました。

【荒木委員(共産)】まあ、ねえ、新聞報道、新聞報道って、それはマスコミのジャーナリズムの自由ですよね。で、「ご本人と連絡がとれない」という言葉があって、最後に「横浜市の設置する公立大学法人として教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません」という、この流れを受け止めると、逆に言えば、市大側がどういうスタンスでいるのかという、私が一般の教職員だったら、やっぱり、今の現状を、事実だけ伝えるんであればねぇ、その山中氏について、「現在も連絡を続けており、意思確認に努めております」という言葉よりも、むしろ「事実についてはまだ確認がとれてない」ということだけ書けば良かったんじゃないんでしょうかねぇ。ですから、色んなことがこの文章だけでは憶測で、皆さん、勝手に判断することを招いたことに対しての市大側のスタンスは、やはり私は一番最初の発出の仕方で、もっと慎重になるべきだったと思いますし、それがハッキリした時点で出しても遅くはなかったと思うんですけど、その点、学長いかがですか。

【参考人 相原学長】時期については、この6月16日が一番適切だったと思っております。それから、ただし、文章についてはですね、もう少し解説があった方が良かったというのはご最もだと思って、そこは加えて書いても良かったかと思っております。

【荒木委員(共産)】やっぱり、文書って残りますよね。で、その事実をどう人に伝えるかがさっきも反省点とおっしゃっていたんですけど、基本的には大学のスタンスで考えられることが色々あって、きちんとこの文書の発出についても手続きを経たというのは色々と資料で頂きました。でも一方で、守るべき人もいて、個人の考え方だったり、所在が不明かどうか分からない書き方だとか、やっぱり疑念を残す書き方をするというのは事実としてどうなのかという、この点について、相原学長いかがですか。

【参考人 相原学長】あの、「本人と連絡がつかない」という表現を、今、冷静になって考えてみた場合、「本人と連絡をとろうと努めております」だったら、良かったのかなと思っております。それ、全く間違っておりませんから。

【荒木委員(共産)】まあ、あの、市大としては、やはり、あの~、この時点でどういう判断をされたのか私たちには分かり得ないことです。ただ、やはり文書を発出するについては、きちんと影響も考えて、それから教職員に対しても事実を伝えることは、まあ、しても良いと思いますけれども、いろんな疑念が湧くような文書の書き方はやるべきではないし、やっぱり一番、今回問題になっているのは、この文書が最初に出たことによって、いろいろ不当圧力問題にまで発展しているってことがねぇ、私たち市民にとっても、非常に市大のイメージは決して良くなかったと思いますし、やっぱりその後の対応についても、本人の意思確認がきちっと出来ていたかどうかということで、いろいろ事実言われているわけですけども、やっぱり人に対して、どういう思いをさせるかっていうのは、もう少し配慮があって然るべきだったと思ってます。以上です。

【草間 委員長(自民)】はい。他にご発言も無いようようですので、以上で、山中市長および参考人への質疑を終了いたします。山中市長、小山内理事長、相原学長におかれましては、本日、お忙しい中、本委員会にご出席いただきまして、誠にありがとうございました。市長および参考人の方々が体質されるため、暫時休憩と致します。

***

(約2分の休憩中に、山中市長、小山内理事長、相原学長は退室する)

【草間 委員長(自民)】休憩前に引き続き、委員会を再開します。本件について、各会派からご意見ありましたら、お願いします。

【横山委員(自民)】今日、市長が説明員、そして市大の関係者が参考人として来て頂いて、あらかた議論はし尽くされたと感じておりますが、今日のところは各会派持ち帰って、明日、各会派の意見表明をすることを求めます。

【草間 委員長(自民)】はい。ただいま、横山委員から本日のところは各会派持ち帰りとし、明日予定しております本委員会で採決としたいとのご発言がありました。この際、明日予定している委員会で採決を行うかどうかについて、お諮り致します。採決の方法は挙手と致します。本件について、明日開催予定の委員会で採決することに賛成の方は挙手を求めます。

(立憲・共産の3名を除く全員が挙手。ただし、委員長には挙手権は無いため、草間委員長も挙手はしていない)

【草間 委員長(自民)】はい。挙手多数。よって、本件については本日は持ち帰りとし、明日の委員会で採決を行うことを決定を致します。議事が残っておりますけども、昼食のため、暫時休憩と致します。再開は15時半とします。

(11時頃から始まった審議は約3時間半を超えて、時刻は14時半を回っている。各委員は休憩のため、退席していく)

*翌日に行われた本件の採決では全員一致で「不採択」となった

***

参考:翌16日の採決結果

翌16日10時30分からの政策・総務・財政委員会で各会派が約20分かけて意見表明した後、採決を実施し、全員一致で「不採択」となる。「委員会でこれ以上の審議は難しい」という見解は全員一致したものの、立憲・共産は「不当圧力は無かった」と主張した一方、他会派は「不当圧力はあった」と明言しており、意見が真っ二つに分かれている。

以下、採決前の各会派の意見表明を抜粋する。

横山委員(自民)の意見表明

  • 山中市長は「圧力という認識は一切ありません」と発言しているが、質問に対して「記憶にない」など直接答えない場面もあった。圧力を加えた側からは圧力の認識が薄かったと思われる。

  • 山中市長は「全ての連絡に対応する余裕は無かった」とのことだが、大学が連絡をとったことは事実

  • 山中市長は1通目のメール発出時は学長補佐の立場なので、自分で訂正を求めるべきだったにもかかわらず、退職後に市議を仲介して面会したのは不適切

  • 従って、1通目のメールこそが適切であり、要求に応じて修正した2通目のメールこそが不適切

  • 審査の過程で山中市長に配慮した小山内理事長の姿勢は大学の自治、ガバナンス、コンプライアンス上も反省すべき

  • しかしながら、これ以上の審議は難しいため不採択とする

竹野内委員(公明)の意見表明

  • 現時点で委員会で成し得ることは尽くされたので、不採択とする

*事実関係への言及は一切なし

藤居委員(立憲)の意見表明

  • 立憲民主党の会派としては、不当圧力は無かったと考えている

  • 請願は「大学の自治を侵害した疑いが生じた」としているが、そのような問題は無かったので、請願自体が成立していないので、不採択とする

荒木委員(共産)の意見表明

請願の趣旨には添えないともともと主張しており、不採択とする

小粥委員(民主フォーラム)の意見表明

  • 山中市長は政治的な効果を認識した上で市会議員を同席させ、本来は必要ではない文書の発出を要求した

  • 「SNS上で不誠実を知ってもらう」や「コンプライアンス違反で訴える」など横浜市大の地位や名誉を貶めるような可能性のある言動を強い口調で言った可能性が高い

  • その要求を「厳しい」と感じた横浜市大が、山中市長を賛美したり、「感謝の意を学内外へ伝える」など発出する義務のない文書を出している

  • こうした経緯を見れば、明らかに圧力があった

  • 山中市長は「記憶にない」という答弁を繰り返したが、今後は市長として記憶を無くさないことを願う

  • しかしながら、当時は市長の立場ではなかったため百条委員会の適用は難しい。請願者は「今後は司法の場で明らかにする」とコメントしていることもあり、不採択とする

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参考:当日の撮影写真

©︎2021 Jun Inukai

©︎2021 Jun Inukai

当日、筆者は傍聴するために現地に向かうも抽選に外れて、同じ建物内の別室でスクリーンに映し出された中継映像を視聴していた。

©︎2021 Jun Inukai

©︎2021 Jun Inukai

参考人および説明員が入室した時の審議の様子。

(前列左から1人目:相原学長、同2人目:小山内理事長、同4人目:山中市長)

©︎2021 Jun Inukai

©︎2021 Jun Inukai

審査時の委員の様子。並びは下記の座席表を参照。

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参考:関連情報

当日の山中市長の答弁の矛盾については、請願者でもある郷原信郎氏の以下ブログが詳しい。

山中市長はこれまで英語名の役職を頑なに答えておらず、特に9月17日の記者会見では実に7分間に渡って回答拒否を繰り返している。


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今回のニュースレターは現時点では以上です。

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2021年12月16日 犬飼淳

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初の著書「インボイスは廃止一択」出版のお知らせ
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【事務連絡】読者別の公開方針
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