【独自】都知事選出馬要請は小池氏の自作自演(2)〜行動記録から重要な外出が消された理由〜

都内52首長から小池百合子氏に対する異例の都知事選出馬要請。中心的な役割を果たした3自治体(新宿区、調布市、瑞穂町)および東京都への開示請求を通して、経緯を明らかにします。
犬飼淳 2024.06.26
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この記事を書いた理由

  • 都内52首長が現職・小池百合子氏に東京都知事選出馬を要請したが、52自治体には同氏を支持しない住民もいるため、首長の勝手な要請に疑問・抗議の声が沸き起こっている

  • 一部の首長は「発端は小池氏からの応援依頼」と証言しており、「都内首長からの出馬要請」は自作自演の疑いが濃厚となっている

この記事で理解できること

  • 調布市長の重要な動き(本件に関する新宿区役所での事前打ち合わせ)が市長公務日程から消された理由

  • 調布市が開示ファイルの大半を黒塗りにした根拠

***

東京都内の市区町村の全62首長の約8割に当たる52名が現職の小池百合子氏に都知事選出馬を要請した件について、調布市の開示文書は以下の第1報でお伝えしました。

しかしながら、第1報でもお伝えした通り決定通知や開示文書には大きく以下2点の不審点がありました。

  • 開示文書を読み解いた結果、長友貴樹 調布市長が本件に関する事前打ち合わせのため新宿区役所を訪問したことが新たに判明。しかし、一般公開する市長公務日程にはなぜか未記載

  • 開示文書の大半を黒塗りにした根拠について、開示文書の交付時に担当職員は明確に回答できなかった

第2報となる今回は、これらの不審点を調布市に改めて確認した結果をお伝えします。

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