【独自】なぜ横浜市教委は不祥事の隠蔽が多発するのか?(2)

開示請求結果に基づいて、横浜市教育委員会の異常性の理由を紐解きます。
犬飼淳 2024.09.07
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この記事を書いた理由

  • 横浜市教育委員会の耳を疑うような不祥事の隠蔽が次々と発覚している。この状況を招いた背景を踏まえると、これらはまだまだ氷山の一角であり、他にも隠蔽されたままの不祥事が多数存在することが強く疑われる

  • この異常事態には横浜市特有の複数の要因が関係するため、「異次元の無法地帯」と化した横浜市政の実態が市外に正しく伝わらず、さらなる不祥事を招く悪循環に陥っている

この記事で理解できること

  • 横浜市教育委員会で不祥事が多発し、ことごとく隠蔽される背景

  • 訴訟管理表に記載された、目を疑う表現

***

横浜市教育委員会(以降「市教委」と省略する場合あり)を取り巻く状況の特殊さについては以下の第1報(2024年5月28日配信)にて様々な観点(首長、議会、記者クラブ、プロパガンダ映画)で俯瞰的に整理しました。

その後、教員性加害事件の傍聴妨害に関連して筆者が市教委に様々な開示請求を行ったところ、市教委の異常性が垣間見える文書が開示。具体的には、市教委が被告となった訴訟を一覧形式で整理している「訴訟管理表」において、一般市民の感覚とはあまりにも乖離した文言が堂々と記載されていたのです。

今回のニュースレターでは、その訴訟管理表を示しながら市教委の異常性を指摘していきます。

開示文書「訴訟管理表」の一部 *詳細は<b>本編</b>で紹介

開示文書「訴訟管理表」の一部 *詳細は本編で紹介

本編の目次

  • 訴訟を「なかったことにしていい」と堂々と記載

  • 「いじめ重大事態」を頑なに事実認定しない上、被害生徒・保護者の気持ちを踏み躙る内容を堂々と記載

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