【独自】横浜市給食ステマ記事の証拠メール(2)削除理由「容量不足」は真っ赤な嘘
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この記事を書いた理由
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2021年8月以降、市政に徹底的に無関心・無責任な市長の誕生をきっかけに、横浜市役所では問題を「改善する」のではなく「宣伝・広報に注力して問題を覆い隠す」という本末転倒な税金の使い方が横行している
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傍聴妨害、いじめ隠蔽など耳を疑う不祥事が次々と発覚する横浜市教育委員会(以降「横浜市教委」)は、ただでさえ問題だらけの横浜市役所の中でも職員の倫理観欠如が特に顕著でステルスマーケティングに手を染めた疑いが新たに浮上している
この記事で理解できること
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ステマが疑われる記事の公開翌日に全ての関連メールを慌てて削除した理由として職員が主張した「保存容量不足」は真っ赤な嘘だったこと
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その事実を皮肉なことに横浜市の開示文書が証明したこと
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横浜市役所の異次元の隠蔽体質に珍しく綻びが生じた背景には特殊な要因があること
横浜市の中学校給食は異物混入(年342件)の隠蔽体質を抱えたまま来年度(2026年度)から選択制から全員強制に移行する上に、1日3万食という前例が無い規模の巨大デリバリー弁当工場建設は時代遅れで失敗必至。このように問題は深刻化する一方にもかかわらず、ライター佐原ねお氏(以降「著者」)は給食試食会をリポートしたYahoo記事(以降「ステマ疑惑記事」)で歯の浮くようなセリフを連発して絶賛。率直に言って、ステルスマーケティングが疑われるほど不自然でした。そのため、ステマ疑惑記事の公開翌日(2025年4月3日)に筆者はすぐさま横浜市 教育委員会事務局 学校給食・食育推進部 学校給食・食育推進課(以降「給食所管部門)に本件について開示請求。しかし、ステマ疑惑記事をめぐる著者とのメールについて「全て不存在のため不開示決定。なぜならば保存容量の問題で記事公開翌日には全て削除済み」と主張。さらに、「わずか1日前の業務メールをこまめに削除していたら日常業務に支障が出るのでは?」と筆者が率直な疑問をぶつけても、頑なに「支障は全く無い」と主張。
*詳細はtheLetter「【独自】横浜市給食ステマ記事の証拠メール(1)」(2025年6月11日)参照。以降「第1報」と表記

2025年6月10日に「容量不足」という虚偽の削除理由を説明した際の給食所管部門 職員2名 *右から木村圭孝担当係長、鈴木徹也氏。木村圭孝担当係長はステマ疑惑記事にも登場
給食所管部門の主張は一般常識とあまりにかけ離れているため、この直後から筆者は実態解明にすぐさま着手。具体的には、横浜市職員のメールとストレージの仕様について開示請求を中心に2ヶ月半を要して様々な観点で確認し、実に16部門から関連文書を入手。本ニュースレターを継続的にお読み頂いている方はご存知の通り、異次元の隠蔽体質を有する横浜市役所が開示請求に素直に応じることは稀ですが、今回は特殊な要因が重なったこともあり、まさに筆者が求めていた決定的証拠を多数入手することに成功。 結果、給食所管部門の主張は真っ赤な嘘と明白になりました。今回のニュースレターでは、その顛末を開示文書や関連部門証言に基づいて紹介します。
本編の目次
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開示文書が証明した横浜市教委の嘘
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例外的にメールの即時削除が規定されていたケース
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横浜市役所の隠蔽体質に綻びが生じた特殊な要因
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