1年後に迫るインボイス2割特例・8割控除終了の意味
*公共性が非常に高いと判断したため、公開直後から無料読者にも全文を公開します
このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に4本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、視覚的に理解できるように工夫したスライドを中心に解説しています。
サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜、いつでも解約可)いただくと、以下の特典を得られます。
-
100本超の有料記事を過去配信も含めて全て購読できる
-
今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる
サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。
*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツは「概要」を参照ください
この記事を書いた理由
-
インボイスの負担軽減措置や経過措置の終了が近付いているが、その深刻さは十分に伝わっていない
-
そもそも2割特例と8割控除を混同している方も多く、制度周知も不十分である
この記事で理解できること
-
2割特例と8割控除は一見すると同じ制度を指すように見えるが、実際は全くの別物であること
-
約1年後に迫る2割特例と8割控除の終了は何を意味するのか
10月1日に東京・永田町の議員会館前でSTOP!インボイスがインボイス廃止を求めるデモを開催。事前の予報通り雨だったにもかかわらず100名前後が現地参加し、この問題への関心の高さを改めて可視化しました。平日の日中でありながら、主催者がこの日(2025年10月1日)を選んだのは理由があります。インボイス導入から丸2年ということに加え、負担軽減措置(以降「2割特例」)と経過措置(以降「8割控除」)の終了まで1年の節目だったからです。そのため、各業界の当事者としてスピーチした方々の多くは2割特例と8割控除終了への不安も次々と口にしました。
*当日の様子は上記YouTubeで視聴可能
しかしながら、この深刻さがまだまだ世間に広く伝わっていないように思います。それどころか2割と8割を足すと10割になることもあり、「2割特例と8割控除は同じ制度を意味し、それを別の言い方で表現しているだけ」と勘違いしている方も多く見受けられます。大変残念ながら、インボイス反対を主張する政治家や、問題を伝えるべきメディア関係者にもそうした方が多々いることを筆者はこの目で見てきました。
そこで今回のニュースレターでは、2割特例と8割控除の違い、終了による悪影響の大きさを直感的に理解できるように可能な限り易しく整理します。
*公共性が非常に高いと判断したため、公開直後から無料読者にも全文を公開します。メールアドレス登録のみで無料で全て読めるので、お気軽にご登録ください。
この記事は無料で続きを読めます
- 2割特例と8割控除による消費税率の推移
- 現在もすでに深刻な実態
- 今後さらに深刻化するカラクリ
- インボイス廃止に向けて市民ができること
すでに登録された方はこちら
提携媒体
コラボ実績
提携媒体・コラボ実績
