【独自】能登半島地震 渋滞の定量データ(2)〜国交省が15ファイルをついに開示〜
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この記事を書いた理由
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能登半島地震(2024年1月1日発災)では渋滞悪化を理由に被災地入りを自粛すべきという言説が広がり、人命救助や復旧の遅れに繋がった
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しかし、渋滞が発生していると情報発信した行政機関(石川県、内閣広報室、国土交通省)ですら、これまで渋滞の実態を定量的に説明しておらず、実態は曖昧なままであった
この記事で理解できること
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能登半島地震の渋滞に関する定量データを国交省が開示するまでの紆余曲折
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ついに開示された定量データ(計15ファイル)が示す、地震発生14日目までの能登半島の道路状況の定量的事実
能登半島地震の発災から丸3ヶ月を迎えました。同地震をめぐって、石川県および内閣広報室の渋滞に関する情報発信に定量的根拠が存在したのかは、以下ニュースレター(3月23日配信)で開示請求結果に基づいてお伝えしました。
第2報となる今回は、筆者がやっとの思いで3月25日にようやく入手した国土交通省の開示データに基づいて続報をお伝えします。
*一連のデータの一般公開は、筆者が把握する限り本ニュースレターが初めて。開示データは国交省のみが保有し、同データを開示請求したのは筆者のみと国交省に確認済みのため(2024年3月26日時点)
国交省 開示Excelファイル「能登半島地震にかかる所要時間調査(実走プローブ)速報値」所要時間調査集計表シート *詳細は本編で説明
©️2024 Jun Inukai *詳細は本編で説明
*国交省 開示KMLファイル(計14点)のGoogleEarth表示結果を整理した映像。データの全体像や意味は本編で説明
本編の目次
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開示請求の経緯 ~証拠を残さず開示を避けるため二転三転した国交省説明~
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渋滞の長さと台数の開示結果 ~不可解な国交省の解釈「交通量は渋滞と無関係」?~
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所要時間の開示結果 ~本当の渋滞原因を国交省は認識していた事実を開示ファイルが証明~
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旅行速度データの開示結果 ~定量的に明らかになった地震発生14日間の道路復旧(孤立集落解消)の推移~
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