【都知事選2024】Rシールをめぐる主張の記録(2)~添付ファイルの奇妙な共通点~
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この記事を書いた理由
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都知事選の前後、Rシールに由来する蓮舫支持者・陣営への理不尽な攻撃が爆発的に広がった
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投開票前の情報発信は有権者の投票行動に悪影響を与えた可能性があり、投開票後の情報発信は野党支持者・陣営の「不当なイメージ低下」や「本来は不必要な分断・萎縮」を招いた
この記事で理解できること
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Rシールをめぐる一部の発信者の添付画像に奇妙な共通点があること
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その共通点が、一見すると全く無関係なアカウント同士の組織的な連携を示唆していること
今年7月の都知事選前後に爆発的に拡散された、Rシールを理由にした蓮舫支持者・陣営への攻撃については以下の第1報で詳しくお伝えしました。
本件はまさに桁違いにボリュームが多かったため、第1報では指摘を省略した観点が幾つかあります。その一つは、X(旧Twitter)へのポストの添付画像(街中に貼られたRシール等)に奇妙な共通点があることです。具体的には、一見すると全く無関係なアカウント同士であっても、添付画像のファイル名・容量が完全一致するケースが多々あったのです。
添付画像をファイルとして保存して再利用すればファイル名・容量が一致することはあり得ます。しかし、スマホやタブレットなどで他人のポストの画像を流用する際、スクリーンショットを撮る方が手間が少ないため一般的ではないでしょうか。この方法の場合、自らの端末内で新たにファイルが生成されるため、当然ながらファイル名・容量は全くの別物になります。何が言いたいかというと・・、
まず最初に何者かが画像ファイルを素材として用意し、
一見すると無関係な複数アカウントへ配布し、
各自がその素材を添付して効率的にポストしたのではないか。
このように考えると、爆発的な拡散の動きとも一致します。そこで今回のニュースレターでは、この疑念を具体例に基づいて指摘していきます。
ちなみに都知事選から5ヶ月以上が経過したタイミングでの配信となった意図を補足すると、先月の兵庫県知事選を筆頭に首長選挙での誤情報拡散は悪化の一途を辿っているため、年内のうちに本件についても記録として残しておくべきと考えた次第です。
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