【独自】ESAT-J最大の問題「不受験者の得点推定」不開示が逆転開示へ(2)
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この記事を書いた理由
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英語スピーキングテスト(ESAT-J)の都立高入試 合否判定への活用は、入試の公平性を破壊するほど多くの問題を抱えている
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特に「不受験者の得点推定」は本人の試験結果をもとに合否判定する入試の大原則から完全に逸脱している上に制度設計が穴だらけのため、本来は合格圏にいた受験生たちを不合格に転落させている恐れが高い
この記事で理解できること
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1年半以上の審査請求を経て逆転開示となった行政文書開示の進捗状況
制度設計が破綻している上に一律に運用されなかったことが疑われる、英語スピーキングテスト(以降「ESAT-J)最大の問題である不受験者の得点推定。1年半以上を要した審査請求を経て昨年(2024年)12月19日付で不開示文書の一部が開示に覆り、実態解明にわずかな光明が見えてきました。
*本開示請求の意義、審査請求の経緯などの詳細は上記の第1報参照
しかし、第1報でも紹介した通り東京都教育委員会(以降「都教委」)はいまだに時間稼ぎを図るような対応を続けており、逆転開示の答申が出て1ヶ月以上が経過した現在も筆者は開示文書の入手に至っていません。このままでは現場運用への疑念を残したままで、3年目となる不受験者の得点推定に基づく都立高入試合格発表(3月3日)を迎えてしまいます。
今回のニュースレターでは、1日でも早く開示文書を入手して実態解明に繋げたい筆者と抵抗する都教委の水面下の攻防の進捗を共有します。
本編の目次
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1年半以上を要した審査請求に基づく文書開示の進捗
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全く同じ内容の改めての開示請求に基づく文書開示の進捗
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