総理が宣言した「マイナ保険証を持たない全員への資格確認書送付」は不可能。迷走する岸田政権

国民の反対を押し切って紙の健康保険証廃止(マイナ保険証の事実上義務化)を強行する政府。問題が発生する度に的外れな対策を打ち出す迷走ぶりを図解します。
犬飼淳 2023.08.07
読者限定

*緊急性・公共性が高いと判断したため、公開直後から無料読者にも全文を公開します。

***

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に6 本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、正しく理解できるように分かりやすく解説しています。

サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 記者会見での質問内容をリクエストできる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

***

この記事を書いた理由

  • マイナンバーカードを事実上の義務化とするため、政府は既存制度に対しても様々な改悪を始めている

  • その中でも紙の保険証廃止は、国民皆保険を崩壊させるほどの制度欠陥が既に複数露呈し、最も深刻である。さらに、病歴を含む個人情報漏洩、医療機関の負担増大によって、日本の医療機関に対する信頼は地に落ち、医療崩壊すらも引き起こしかねない

この記事で理解できること

  • 岸田総理が首相会見で宣言した「マイナ保険証を持たない全員への資格確認書送付」が不可能である理由

  • 続出する問題に対する政府の対策が的外れである根本原因

***

マイナ保険証の事実上義務化(紙の健康保険証廃止)によって、すでに医療現場では国民皆保険を崩壊させるほどの大混乱が起きています。

*今後、マイナ保険証義務化が医療崩壊を引き起こしていく流れは、7月13日に配信した以下ニュースレター参照

*全国保険医団体連合会(保団連)の調査で7月下旬に新たに発覚した、原因不明の重大トラブル(負担率の誤登録)の詳細は以下の会見映像(7月26日)参照

*緊急性・公共性が非常に高いと判断したため、公開直後から無料読者にも公開します。メールアドレス登録のみで無料で全て読めるので、お気軽にご登録ください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3655文字あります。
  • 首相会見で岸田総理が宣言した「マイナ保険証を持たない全員への資格確認書の送付」は不可能である理由
  • 続出する問題に対する政府の対策がことごとく的外れである根本原因

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
【独自】なぜ横浜市教委は不祥事の隠蔽が多発するのか?(2)
読者限定
TBS「報道特集」が死んだ日 「連れ去り勝ち」捏造のために番組構成が破...
サポートメンバー限定
【独自】「民主主義」を謳うも「権威主義」に染まった歴史修正映画「ハマの...
読者限定
横浜市教委 傍聴妨害の新事実(2)
サポートメンバー限定
【都知事選2024】Rシールをめぐる主張の記録(1)
サポートメンバー限定
【独自】安田講堂前 警察導入をめぐる東大公式発表は嘘なのか
サポートメンバー限定
【独自】横浜市教委 傍聴妨害の新事実(1)
サポートメンバー限定
【文字起こし後半】横浜市教委 傍聴妨害 検証結果 2024年7月26日...