マイナンバーとマイナンバーカードは別物。もう1つの番号による活用拡大が問題続出の原因

政府が「マイナンバー」と「マイナンバーカードの電子証明によるシリアル番号」の混同を利用し、強引に活用範囲を拡大してきたことを指摘します。
犬飼淳 2023.07.08
読者限定

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に6 本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、正しく理解できるように分かりやすく解説しています。

サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 記者会見での質問内容をリクエストできる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

***

この記事を書いた理由

  • マイナンバーをめぐって深刻な問題が続出している背景は、本来の活用範囲(社会保障・税・災害対策)以外の他分野でも情報を活用するため、「マイナンバー」とは全くの別物である「マイナンバーカード」の普及を強引に進めたことにある

この記事で理解できること

  • マイナンバーとマイナンバーカードの違い

  • 現在多発している問題は、制度(マイナンバー、マイナポータル、マイナンバーカード)と活用範囲(当初から予定ありの3分野、当初は予定なしの他分野)で切り分けた6領域のどこで発生しているのか

***
©️2023 Jun Inukai

©️2023 Jun Inukai

*公共性が非常に高いと判断したため、公開直後から無料読者にも全て公開します。メールアドレス登録のみで無料で全て読めるので、お気軽にご登録ください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3474文字あります。
  • 制度の混同 〜マイナンバーとマイナンバーカードは全くの別物〜
  • 活用範囲の混同 〜本来は社会保障・税・災害対策の3分野のみ〜
  • 問題の切り分け 〜現在多発する問題は制度と活用範囲の拡大で発生〜

すでに登録された方はこちらからログイン

こんな内容をニュースレターでお届けします。

・国会答弁や政治報道の検証紹介
・基本週次の配信
・いつでも配信停止可
・読みやすいレターデザイン
【独自】インボイス導入根拠と益税の公開質問で浮き彫りになった、メディア...
サポートメンバー
【独自】感染症対策を悪用した首相会見の人数制限(3)
サポートメンバー
【独自】東京都担当職員が初めて明かしたESAT-J平均点改ざん疑惑の認...
サポートメンバー
処理汚染水 海洋放出から1週間の報道に潜むミスリード
サポートメンバー
「マスクを外そうキャンペーン」の記録
サポートメンバー
女性支援団体バッシングの新たな構造と悪影響
サポートメンバー
事業者がウェブ回答で隠した神宮外苑再開発の不都合な事実
サポートメンバー
【速報・独自】岸田総理はマイナ保険証を使用しているのか
サポートメンバー