テラスハウス事件が予見していたフジテレビの人権軽視と反社会性
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この記事を書いた理由
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SNS上の誹謗中傷が原因の一つと見られる自死が近年深刻化しており、社会問題として広く認識され始めている。また、昨年末以降の性加害・上納接待疑惑を通してフジテレビ企業体質の異常性にも注目が集まっている
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約5年前に発生したテラスハウス事件は、これらを予見していたとも言える経緯を辿っており、改めて注目が高まっている
この記事で理解できること
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テラスハウス事件の5年以上にわたる経緯
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テラスハウス事件をめぐるフジテレビ対応の特徴は、直近の性加害・上納接待疑惑で露呈した異様な企業体質と重なること
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訴訟でのフジテレビ側の主張は、提訴前と矛盾が生じるほど後退していること
人気リアリティ番組「テラスハウス」出演によるSNSでの誹謗中傷が原因で2020年5月に自死したプロレスラー木村花さん。母親の木村響子氏(以降「原告」と省略する場合あり)はこのような悲劇を繰り返さないためにも真相究明を求めましたが、番組を制作したフジテレビ・制作会社(以降「被告」と省略する場合あり)は非協力的な姿勢を貫いたため、やむを得ず2022年12月に安全配慮義務違反を問う損害賠償請求事件(以降「本訴訟」)を東京地裁に提起。そして、今年(2025年)1月29日の記者会見にて約2年間の訴訟の進捗状況などを原告側の視点で報告。
*会見のノーカット映像(約37分)は上記YouTubeで視聴可
今回のニュースレターでは記者会見で明らかになった内容を中心に、本訴訟の経緯や特徴を整理していきます。
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- テラスハウス事件の経緯
- 直近の性加害・上納接待疑惑に通じる、フジテレビ対応の特徴
- 矛盾が生じるほど大きく後退したフジテレビの主張
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