【信号無視話法】山中竹春 横浜市長 記者会見 (2021年9月17日)

横浜市長選挙で当選した山中竹春 新市長の就任後2回目の定例記者会見。経歴詐称は事実と明らかになった終盤 約7分間の質疑の信号無視話法を検証。
犬飼淳 2021.09.19
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こんにちは。犬飼淳です。今回は横浜市政に関するニュースレターをお届けします。

本来、横浜市長選挙後は、別のテーマ(PCR検査をめぐる主張の記録など)に注力する予定でしたが、選挙後も想像以上の混乱が続いているため、当面は不定期で横浜市政に関するニュースレターも継続する予定です。お付き合い頂けると幸いです。

***

横浜市長選挙で当選を果たした山中竹春 市長は8月30日に就任記者会見を行いましたが、数々の疑惑(パワハラ、経歴詐称)について まともに回答することができず、疑惑がさらに深まる結果となりました。

*前回の記者会見については配信済みの以下ニュースレターを参照ください

その後、2回目の記者会見はなかなか開催されず、何度か日程変更や延期を繰り返した後、ようやく9月17日に開催される運びとなりました。

犬飼淳
@jun21101016
9月14日14時〜の予定だった2回目の山中竹春市長の定例記者会見。

突然、前日15時という直前のタイミングで横浜市のWebサイトで延期が発表されている・・・。しかも、お知らせとしてではなく、中継映像のページでこっそりと。
2021/09/13 17:40
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しかし、会見前日の9月16日、疑惑の一つである経歴詐称について決定的な記事が出ます。

問題となっていたNIH(アメリカ国立衛生研究所)のリサーチフェローという肩書きについて、NIHに直接問い合わせた結果、山中氏の実際の役職はビジティングフェローだったと明らかになったのです。

*ビジティングフェローは非常勤でトレーニングの要素が強いのに対し、リサーチフェローは常勤で成果も求められる、はるかに格上の役職。

そして、翌17日の記者会見でも、この経歴詐称問題は終盤に約7分間にわたって追及されることになります。そこで今回のニュースレターでは、そのやり取りをピックアップして、一字一句漏らさずにノーカットで検証していきます。具体的には信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で直感的に視覚化します。

この視覚化のノーカット映像は下記のYoutubeで公開しています。

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続きは、1795文字あります。
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