【要約版】電通の東京五輪汚職再び。横浜市中計策定を4回連続で不公正に随意契約

横浜市は中期計画策定業務を4回連続で入札無し(随意契約)で電通に委託。東京五輪と同じ構図で電通が税金を食い物にした実態を、内部告発者の情報提供および開示文書14点(全177枚)に基づいて公表します。 *3月22日に公開したフル版はボリュームが多すぎるため、要約版として改めて配信
犬飼淳 2023.03.29
読者限定

*公共性が非常に高いと判断したため、今回の要約版は無料読者にも全文を公開します。

***

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に6 本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、正しく理解できるように分かりやすく解説しています。

サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 記者会見での質問内容をリクエストできる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

***

この記事を書いた理由

  • 「中期計画策定をめぐる業務委託」で、東京五輪と同じ構図で電通が横浜市の税金を食い物にした事実が内部告発によって発覚した

  • 内部告発を通じて筆者が入手した開示文書177枚に基づいて、3月22日に配信したニュースレターでは癒着の全体像を詳細に説明したが、あまりにもボリュームが多すぎるという問題もあった

  • そこで、全ての発端である2021年10月の「外部有識者との意見交換会」に着目した要約版を改めて配信する

この記事で理解できること

  • 正当な理由もなく、横浜市が電通に入札無し(随意契約)で業務委託するきっかけとなった意見交換会はどのように実施されたのか

  • そのきっかけをつくった横浜市側のキーパーソンは誰なのか

***

3月22日に配信した、中期計画策定をめぐる横浜市と電通の癒着の全容を明らかにしたニュースレターは大きな反響がありました。

しかし、「内部告発」と「開示文書177枚」という圧倒的な質と量のエビデンスに基づいている反面、通常のニュースレターの10倍程度のボリュームがあり、全容の把握に時間がかかる問題もありました。

そこで今回は、全ての発端である2021年10月の「外部有識者との意見交換会」に焦点を当てて、短時間で要点を掴める要約版を改めて配信することにしました。

©️2023 Jun Inukai

©️2023 Jun Inukai

*公共性が非常に高いと判断したため、今回の要約版は無料読者にも全文を公開します。メールアドレス登録のみで読めるので、お気軽にご登録ください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2996文字あります。
  • 招かれたのは最初から電通だけ
  • 一企業のセールスに謝金まで支払い
  • 4回連続の随意契約が始まる
  • 最新状況

すでに登録された方はこちら

誰でも
初の著書「インボイスは廃止一択」出版のお知らせ
サポートメンバー限定
【訴訟報告】ESAT-J不開示決定の処分取消(6)弁論終結
読者限定
永住許可取消を含む2024年版入管法改悪案が助長する外国人差別
読者限定
3人に1人が不利益を被る共同親権。「離婚禁止制度」を超えて「少子化促進...
サポートメンバー限定
【独自】能登半島地震 渋滞の定量データ(2)〜国交省が15ファイルをつ...
誰でも
【事務連絡】読者別の公開方針
読者限定
違法行為を犯してまでイジメ隠蔽した教育長が退職金満額400万円超を受け...
サポートメンバー限定
【独自】能登半島地震 渋滞の定量データ(1)〜内閣広報室と石川県の発信...