「カタールW杯で移民労働者6500人死亡」は本当か?
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こちらのニュースレターでも指摘した通り、サッカーW杯を開催中のカタールについて欧米メディアの多くは移民労働者の人権問題(スタジアム建設など大会のインフラ整備に従事者に死亡者がいる)を繰り返し報道しています。
こうした欧米メディア発の報道を目にした場合、「カタールW杯のスタジアム建設で移民労働者 約6500人が死亡した」と理解している方も多いと思います。また、同様の文脈で「約15000人」という死者数を示す報道もあります。
その一方、カタール側は「W杯の建設現場での作業関連死は3人のみ」と、あまりにもかけ離れた数字を主張しています。
©️2022 Jun Inukai
そこで今回のニュースレターでは、カタール移民労働者の死者数の真偽を検証します。
欧米メディアが引用する「カタールW杯は6500人の移民労働者の命を奪った」は本当か?
意外な結果ですが、この問いの答えは「不正確」と言わざるを得ません。
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- FIFAとカタールが主張する「カタールW杯の建設現場での作業関連死は3件のみ」は本当か?
- カタールの根本的な問題
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