【独自】入管法改悪反対の声を岸田総理は聞いたのか

2年前の廃案時とほぼ同じ内容で成立してしまった入管法改悪。強行採決翌週の首相会見(2023年6月13日)で筆者が事後質問を通して確認した岸田総理の見解をいち早く報告します。
犬飼淳 2023.06.19
読者限定

このニュースレターはフリー記者の犬飼が「大手メディアが報じない読み応えのある検証記事」を月に6 本以上(目安)配信します。皆さんの生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を、正しく理解できるように分かりやすく解説しています。

サポートメンバー登録によって運営されており、利害関係に縛られず取材・検証を日々行っており、総理大臣記者会見にも出席しております。サポートメンバー登録(月額600円〜)いただくと、以下の特典を得られます。

  • 有料記事を過去配信も含めて全て購読できる

  • 記者会見での質問内容をリクエストできる

  • 今後扱ってほしいテーマをスレッドで要望できる

サポートメンバーのおかげで私は継続しての運営が可能になり、より多くの報じられることのない事実を検証することができます。応援いただける方はぜひご登録をお願いいたします。

*ニュースレターの重点テーマ、特に反響が大きかった過去のコンテンツはリンクを参照ください

***

この記事を書いた理由

  • 入管法改悪は深刻な外国人差別に直結し、日本の人権意識の更なる低下に繋がる恐れが高い

この記事で理解できること

  • 岸田総理は入管法改悪反対の声を聞いたのか

***

2年前に国民の反対の声で廃案に追い込まれた内容とほぼ同じ中身で、岸田政権が今年再提出した入管法(出入国管理及び難民認定法)改正案。「難民の強制送還が容易になり外国人差別に繋がってしまう」という法案の根幹は変わっていないため、国会前の反対デモに5千人以上が参加するなど国民の反対の声はかつてない広がりを見せましたが、6月8日に参議院で強行採決。立法事実は根底から崩れていたにもかかわらず、翌9日に成立してしまいました。

翌週の6月13日、岸田総理は約3ヶ月ぶりに官邸で首相会見を開催。筆者は抽選に当たり参加し、国民の大きな関心事である入管法について質問するつもりでしたが、残念ながら最後まで指名されませんでした。また、質問を許された9名は入管法には一切触れなかったため、総理も一言も言及しないまま会見終了

*当日の質疑の詳細は首相官邸ウェブサイト参照

筆者は参加した首相会見でこれで3回連続で指名されなかったため、打ち切り時、「入管法について質問させて頂けませんか?」と呼びかけたものの、総理は聞く耳を持たずに退出されてしまいました。

こうした経緯を経て、筆者は1問限定のメールによる事後質問では、前回(今年2月24日) に続いて2回連続で入管法改正について質問。強行採決直前に行われた国会前デモも踏まえて、総理の「聞く力」の実態を問いました。

今回のニュースレターでは、先ほど入手したばかりの岸田総理 回答をいち早くお伝えします。後ほど首相官邸ウェブサイトでも事後質問のやり取りは公開されるはずですが、質問者である筆者自身が質問・回答の全文を公開します。

*首相官邸が公開する質疑は岸田総理があたかも質問に回答したように見せるために質問だけ省略して公開されることが常で、質疑の正確なニュアンスが伝わらないため

*国民の関心が非常に高いテーマのため、公開120時間後(6月24日13時頃)から無料読者にも公開しました。メールアドレス登録のみで無料で全て読めるので、お気軽にご登録ください。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1428文字あります。
  • 質問内容 〜総理の「聞く力」は、5千人が参加した国会前デモで発揮されたのか〜
  • 岸田総理の回答内容 〜今回も繰り返された質問の改ざん〜

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
虚偽報道で共同親権導入を後押ししたメディアの記録
サポートメンバー限定
「インボイスは廃止一択」出版の裏話(1)
サポートメンバー限定
【独自】能登半島地震 渋滞の定量データ(3)
読者限定
共同親権導入後に別居親の同意が必要な範囲の「広さ」と「曖昧さ」が招く大...
サポートメンバー限定
【独自】隠された神宮外苑再開発(5)東京都とJSCの極秘協議(2016...
サポートメンバー限定
【独自】公文書が存在しない国立大学法人法改正案の検討プロセス(2)
サポートメンバー限定
【独自】「訂正」の域を超えた、志賀原発トラブルの北陸電力による「隠蔽」...
誰でも
初の著書「インボイスは廃止一択」出版のお知らせ